何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

富士 桜 祈り

2023-03-27 17:30:15 | ひとりごと

五分咲きのところを激しい雨にうたれてしまい、今年の桜は期待できない、と寂しく思っていると、思いがけないところから、もとい大切な友人から桜が届いた。

京都 源水さんの有平糖 桜

こんなきれいな桜を愛でながら、いや可憐できれいで儚げな桜だからこそ・・・同期の桜ということもあるかもしれないが、先日の百貨店でのある場面を思い出した。
先日の休日のこと。
近くの百貨店に行くと、あちこちにビシッとした制服に、身のこなしも俊敏な人たちが、いた。
階をかえるためエスカレーターやエレベーターを利用するたび、そこには物々しさを身にまとった人が慣れない笑みを顔に張り付かせ、最敬礼とまでは言わないまでも下にも置かない態度で出迎えてくれる。
ぼけっと買い物しているうちに、アチラの国のポンコツミサイルが着弾してしまったのか?と一瞬思うほど、そこかしこに制服組が、いる。
目的の文具書籍贈答品コーナーで長居していると、制服たちが結集してきた。
すわ!・・・・
と身構えると、自衛隊の音楽隊の方たちの演奏会が始まるという。

曲目は、それはそれはよく考えられていて、誰もが耳にしたことのあるクラッシックのメドレーだったりディズニーのメドレーだったりで、和やかに演奏会は進んでいった。
思えば、(そこそこ)クラッシックは好きなのだが、このコロナ禍ということもあり、なんと生演奏を聴くのは4年以上ぶり。
しかも、その4年ぶりの生演奏が自衛隊によるもの、ということに時節柄 何とも云えない気持ちになり、最後の「ふるさと」を聴きながら、自分でも本当に思いがけないことだったのだが、目頭が熱くなってしまった。

しゃもじさんが突然、斧だか愛国心だかを購入するとぶち上げる一方で、パンダ国の大使の挨拶は無視するという時代。

ふるさとを守るために職務についてくださっている方々
この方々が、前線に立たねばならないような時代がこないよう、強く強く願った

桜は、潔く散るからこそ美しいのではない

桜を皆で愛でる優しい時間が続くこと願っている

春3月
平らかな世を祈る旅に出かけたことを思い出し、今再び穏やかな世を祈っている

水脈の果て、富士の高嶺に祈る平和 - 何を見ても何かを思い出す

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