長い長いため息をついた
のどかで静かな田園風景も
そこに生きる人々の
もがき苦しむ様を知らない
実りを夢見て
流した汗も
一晩で消えた
街灯もない
柵もない
信頼だけの
空間の中
支えあい
収穫の喜びを
分かち合うのだと
思っていた
半分以上の
実らぬ田畑を前に
その人は
長い長いため息をついた
のどかで静かな田園風景も
そこに生きる人々の
もがき苦しむ様を知らない
実りを夢見て
流した汗も
一晩で消えた
街灯もない
柵もない
信頼だけの
空間の中
支えあい
収穫の喜びを
分かち合うのだと
思っていた
半分以上の
実らぬ田畑を前に
その人は
長い長いため息をついた