い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

八十二段

2020-09-19 | 階段
時代を超えた思い出が
セピア色に染まるのは
ぬるくて緩い胸の奥
眠たさにまどろむ夢の中

雨が繋がる音がする
厚い雲の向こう側
はしゃぐ光の輪が揺れて
転がりながら手を繋ぐ

はにかんだ笑顔には
とびっきりの祝福を
頑張ったご褒美は
目の前の君の微笑み

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