LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

武器無き環境戦争

2011-05-31 | 宇宙・環境・資源
最近手にした新書本の中から
 ~武器なき環境戦争~ 池上彰・手嶋龍一著

電気にも質があるそうだ。
日本にいると分からないが、電気が明るくなったり暗くなったりと安定していないのが低品質の電気と言うらしい。
電気の周波数に狂いが生じてしまうとそのような現象が起きるそうだ。
周波数を一定に保つためには、需要量に応じて供給側の出力を増減させなければならない。
日本では、ハイレベルでコントロールされているので問題ないが、
自然エネルギーが今後急激に増加してくると、需要に合わせたコントロールが難しくなってくるそうだ。

アメリカでは、ガソリン自動車からハイブット、プラグインハイブリットへと
モーダルシフトをしていく事がグリーンニューディール政策の中で推し進められている。
そこで登場してくるのが、スマートグリッドだ。

プラグインハイブリット車は、昼間太陽光パネルで発電していた電気を夜中に充電する。
この時電気が余った家と足りない家とで融通しあったりもするのだ。
こうしたコミュニティの情報をITを活用し配電網を張り巡らしていく。
それがスマートグリットなのだ。

日本でもスマートグリットの構想はあるが、アメリカのそうした背景には、アメリカ電力網の脆弱さを解決するためにも有効なようだ。
電力網の再構築、雇用の創出等を見据えた早くからの戦略。そこにアメリカと日本のインテリジェンスの違いがあると著書の中で指摘していた。
※インテリジェンス・・・この場合、国家の指導者や巨大企業の経営者が、組織の舵取をするために役立つ情報を言っている。


京都議定書における各国のCO2排出権取引に関しては、国際取引でも国内取引でもマーケットを通じて売買され、
将来CO2の先物取引も実施されるのではないかと述べているが、やはりそこでも各国のインテリジェンスが隠されているとしている。
確かに日本においては省エネ技術がハイレベルである現在、各国との削減目標のベースが違う。
当然排出権の購入は余儀なくされ、海外にジャパンマネーが流出していく事になるのだ。

EUの思惑、新興国との溝...。
著書は、温暖化懐疑論やエコポイント制にも触れている。

直近の原発問題も含め、日本はどうあるべきなのだろうか?


 

再び千波湖へ

2011-05-30 | lohas的情景
実は正月明けから気が付いていた。
確かに朝昼晩と好物の雑煮やおせちを食べ続け、七草粥の時には少しだけ反省しつつも再び同じような食生活を送り続けていたのだ。
ウォーキングもいつの間にか忘れ去ってしまっていた。
6月は衣替えのシーズンだが、弊社では大手町のサラリーマンのように今年は早めのクールビスを実施する事になったのだ。
まずい...。
早めの対策を講じればよかった。

案の定、クールビスになっても何故かしっくりこない。
ズボンのサイズは変わっていないようだが、下腹部が見事に放物線を描いている。
ベルトの納まり具合が妙に悪い。
放物線を描いた途中でベルトを締めるので、ズボンが自然と落下してきてしまうのだ。

そんなある日、コンビニで「やせるカラダに変わる本」を購入した。
早速行動に移せば良いのだが、そのまま書棚に置いたままになってしまっていた。
ただ、そういった本を購入するくらいなのだから、小生、意識が全く無いというわけではないのは理解してもらえるだろう。

先週、入社3年目のスタッフが仕事帰りに千波湖を2周走っているという話をしているのを社内で耳にした。
なにっ! ウォーキングでなく走っている?
小生にとってはあまりにもショッキングな事だった。

そこで週末からウォーキングを始めようとしたが、こんな時に台風騒ぎで外に出られない。
何やかやと自分に言い訳をつけていた。

こんな事ではまずい。
よし、始めるぞ!

再び千波湖へ...。


灯す

2011-05-22 | lohas的情景
そう言えば、先日何気なくBSにチャンネルを回していたら、和の作法という番組を放映していた。
「ろうそく×灯す」というタイトルだった。
灯す...言葉の響きも良いが、何と言ってもあの癒し感は何とも言えない。
キャンドルの炎が、風の流れを示すかのように時折揺れ動く。
実に良い。
何故だろう。

番組の中では、谷崎潤一郎の陰翳礼賛を取り上げていた。
ほの暗い明かりに美を見出す谷崎の心境も分かるような気がする。
思わず見入ってしまった。

最近、蝋燭の炎をまじまじと見たのは何時だったかと記憶をたどった。
先日、仕事でひたちなかのホテルに行った時、ロビーの各テーブルに様々な色のクリスタルガラスの中に蝋燭で火を灯していた。
打合せの中、先方の担当者に非常に雰囲気が良いと話した事を思い出す。
その前は、そう3.11の大震災時だ。
3日ほど停電が続き、拙宅では蝋燭の明かりの下、不安な日を過ごしたのを思いだす。
でも、蝋燭の炎は何故か私たちを落ち着かせてくれていた。
薄暗い明かりに見る家族の表情は決して明るいものでは無かったが、一体感があったようにも思える。

いまだ余震は続くが、遠方のスタッフも頑張っているようだ...。



その後の偕楽園

2011-05-08 | lohas的情景
震災後暫く閉園になっていた偕楽園も、今は時間を短縮して開園している。
震災の爪痕はここ偕楽園も例外ではない。
千波湖から見える偕楽園の霧島つつじ付近はブルーシートで覆われているのがわかる。

桜山側の駐車場から偕楽園に入ってみると、常磐線沿いの傾斜地や好文亭は立入り禁止になっていた。
途中、好文亭や立入り禁止区域の被災状況が写真で掲示されていた。



吐玉泉から表門付近の竹林を抜け梅園に出た。
こんなにものタンポポが綿毛を背負っていた。


老梅の枝先から梅の実が青々となっている。


白ツツジと古木のコントラストが何ともいえない。


春の力強さを感じさせられた一日だった...。