LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

桜葉

2006-04-25 | lohas的情景
いつも通る桜並木はすっかり葉桜となり、新たな時を迎えようとしている。
時折降り頻る雨が、樹木と勢いのついた葉色のコントラストをより一層強めている。
フロントガラスの雨だれを ワイパーがゆっくりと掻き落とすその瞬間瞬間に、雨の冷たさと共にこの季節の新鮮さを感じる。

普段、何気なく通り過ぎる道も、様々な様相を呈する。
日々の変化は僅かなのかも知れない。
ただ、確実に物事が変化していっているのは確かだ。

陶器と磁器

2006-04-15 | 美の壺的解釈
そう言えば、磁器と陶器、何が違うのだろう?
初期伊万里や古伊万里など多少知識は得たものの、基本的な事を理解していなかった。

陶器と磁器なんとなく違いは判るが、言葉にして表現しようとすると自信がもてない。
さっそく調べてみた。ウンチクを語る事にしよう。

基本は、原料にあった。
陶器は、陶土(粘土)で全体に土の色があり、見た目がやわらかい。
磁器は、陶石(石の一種)を使い、白く硬い感じがするのが特徴だ。

陶器と磁器の見分け方は、裏を見ることだ。
器を裏返すと、高台といって器を支える丸く少し盛り上がった部分が、陶器の場合はそこに釉薬が塗っていないので、土の色がそのまま見えている。
磁器の高台は白色だ。

また、器を指で軽く弾くと陶器は鈍い音がするのに対し、磁器は金属質の音がするのだ。

それ以外にも、製造過程では磁器のほうが2工程ほど多い。
磁器は、伊万里焼・久谷焼・京焼が代表される。

個人的には、初期伊万里は別格として、やはり陶器派だろう。
特に釉薬を使用しない備前焼がいい。
釜の中で土と炎と灰が生み出すなんとも言えない表情が好きだなぁ。




菜の花

2006-04-14 | lohas的情景
菜の花かぁ。
確かに咲いていた。今日気がついた。

しっかりと大地を黄色で埋めるように...。

桜ばっかり気になっていて、もしかしたら足元を見つめることを忘れていたのかも知れない。

足元を見つめられないほど繁忙な日々が続いているのか?と自問すれば決してそういう事は無いはずだ。

どうやら自分自身にあるようだ...。

吹墨のうさぎ

2006-04-14 | 美の壺的解釈
「吹墨のうさぎ」から、すぐに古伊万里を連想できる人は、かなりの陶芸通だろう。

先週NHKで、「美の壷」たる番組を放映していた。ナレーターの説明が非常にわかりやすかった。
有田の磁器は、伊万里港から出荷されていたので伊万里焼とされているそうだ。
その伊万里の中で一番古い歴史をもつのが初期伊万里だ。

初期伊万里は1610年代から始まる。
初期伊万里は、釉薬を塗るときに器を支えた職人の指跡のぬくもりや、おぼろげな青が奏でる枯淡が特徴だ。
もっとも、今回初めてわかったのだが...。
そんな中で「吹墨のうさぎ」は、うさぎがひょんと振り返る様を見事に捉えている。

古伊万里は、磁器の白にもこだわりがあるそうだ。
理想の白を求めて、陶工がこだわったらしい。
その理想の白とは、米のとぎ汁の色だったそうだ。

確かに一般の磁器とは違い、なんとなく温かみのある白だ。
そこに、おぼろげな青がさらに味わい深くしている。

うーん。この感覚、深みに嵌りそうだ...。

淡紅色のコリドー

2006-04-09 | lohas的情景
千波の桜並木も淡紅色に染まり、まさにパステルカラーのコリドー(Corridor)といった感じだ。
そんな桜並木から、時折車窓に入り込んで来る木漏れ日が、より一層春らしさを感じさせている。

千波大橋からは、千波湖畔の染井吉野が千波湖を包み込むように咲き誇り、桜が湖面に映し出されるのが車窓からも目にすることができる。

ここ数日間は、このような情景を楽しみながら通勤することができた。

しかし、残念なことに千波の桜並木が道路拡張によって今後かなり伐採されるようだ。

道路拡張による利便性もあるが、地域住民の方の毛虫駆除や枯葉掃除など課題は山積みだったようだ。
水戸市では、桜の移植も考えていたらしいが、なんと桜一本の移植費用が150万円!!これが数百本あるのだから予算的にも厳しい筈だ。
また、桜は移植したとしてもその先花が咲くかどうか判らないとの事だ。

うーん。残念だが伐採も止むを得ないだろう。




首都高速にて

2006-04-01 | lohas的情景
タコメータの針が小刻みに動いている。
時折、2000回転前後まで針が振れるが、暫く立つとアイドリング状態に戻る。
うーん。この繰り返しだ。

先程の心地よいエキゾーストノートとはうって変わって、苛立ちがばかりが募る。
架橋から伝わる車体の揺れが、さらに拍車をかける。

気を紛らわそうと、辺りを見回していたら、コンクリートの偉大さに改めて気づいた。
このコンクリート製の架橋は、一体どのくらいの荷重に耐えているのだろうか?
勿論、鉄筋や鉄骨は組み込んではいるものの、この揺れは一般住宅やマンションだったら当然ながら問題になっていることだろう。
構造上揺れが起こることを想定しての設計ではあるだろうが、あのコンクリートが
揺れながら長い年月耐えているのである。

そんな事を思っていたら、葛飾ハープ橋付近から流れがスムーズになった。
そうだ、お客様が待っている。
急ごう....。