LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

備後表と泥染め

2007-09-02 | 建築と文化
先週のNHK「美の壺」では、畳を取り上げていた。

陰翳のある深く真っ直ぐな線が出ている畳ほど価値がある。
拙宅の畳はというと、陰翳の線があるどころかよく見ると擦り切れているではないか。
新畳のような香りもいつの事だったのか?まったく記憶にない。

畳表は、備後表が良質とされている。
藺草が細く長く、また、色合いも揃うのが備後産の特徴との事だ。

藺草は、泥染めの工程を経て畳表の材料となる。
同じ土地の土で泥水をつくり、泥染めをする。
そうする事で、畳表が銀色を帯び、そしてあの特有の香りを放つことができるそうだ。

「美の壺」では、手織りの備後表も取り上げていたが、職人心意気が伝わってくるような畳だった。

そういった畳の上で、茶事でもできるような生活が送れればと物思いふける今日この頃...。







1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご視聴御礼。 (tatami4649)
2017-12-11 10:16:51
ご覧いただき、ありがたく思います。
あれから10年。早いものです。
一世一代の仕事もありました。家族も増えました。谷啓さんも亡くなりました。
10年経ったんだなぁと振り返って思う今日になりました。ありがとうございます。

コメントを投稿