無理難題を押し付けられた側としては当然の反応だと思いますが、日本私立中学高等学校連合会が27日付で高野連様に要望書を提出していたようです。もっと詳しい動きを知りたいところですが…。
野球特待廃止延期を/私立学校連
(東奥日報2007年4月29日)
要望書では、「野球部員に限って特待生制度を廃止した場合、他の運動部に在籍している特待生との間でバランスを欠くことになり、野球部在籍特待生の勉学・部活動に対する意欲も失われ、ひいては高校野球全体の衰退につながることになりかねない」と指摘している。
唐突な号令をかける前に話し合うべきところがあるわけです。特待制度がよろしくないと思うのなら、手順を踏んで解決していけばいいことです。
いずれにせよ、こういうバトル?は大歓迎です。全面対決にはならないでしょうが、さりとて、腰砕けに終わるとも思えません。
野球部で特待が受けられないなら、他の部に移らせると言い出す親がいても不思議ではありません。とくに1年生なら、まだ間に合います。種目は限定されるでしょうが…。
私立学校連合会会長の田村哲夫氏は渋谷教育学園の理事長で、中教審の委員も務めているようです。渋谷教育学園渋谷高校は(今では)進学校として有名ですが、谷亮子と同じ階級の中村美里が3月まで在籍していました。スポーツ特待があるかどうかは定かではありません。