特待生と野球留学

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あっさり袖に

2007年05月02日 | 高体連など

私学連の要望書の件が展開したようです。

特待制度:私立中高校の連合会、高野連方針見直しを要望
(毎日新聞 2007年5月2日 11時17分)
これに対し、日本高野連は今後も方針を変えないことを文書で回答した。
<略>
同連合会の尾崎輝雄事務局長は「全国の私立校から寄せられた意見をまとめて提出した。しばらくは高野連の対応を見守りたい」と話した。一方、日本高野連は「多くの国民が関心を寄せる高校野球は、より厳しい基準が必要」などと反論している。

というわけで、予想どおりとりあえずは袖にされた形ですが、まだまだジャブの応酬の段階でしょうから、今後のなりゆきには注目しなければなりません。

高野連様は「多くの国民が関心を寄せているから高校野球だけより厳しい基準が必要なのだ」とおっしゃっています。この裏を返せば、「みんなにソッポを向かれるようになったらノーマルな基準でよい」ということになるわけです。今の態度を貫くなら、そんな日が来るのは案外遠くないと思われます。

まあ、ここまで言われているのですから、他の競技団体は怒るべきです。「高校野球だけは特別」という“選民思想”が、これほど言葉の端々からうかがえる団体はほかにありません。