特待生と野球留学

「特待生」、「野球留学」、「アマチュアリズム」に焦点を絞って展開します。

佐山和夫氏

2007年04月27日 | ブルータス

とても意外でしたが、佐山和夫さんが次のような発言をされています。

クローズアップ2007:高野連の特待制度根絶策 実効性が課題、歓迎する声も
(毎日新聞 2007年4月21日 東京朝刊)
◇調査徹底し前進を--ノンフィクション作家の佐山和夫さんの話
 学生野球憲章の精神を守るのは当然のことで、その具体的方策が示された。これまで不透明だったものが透明になる。調査、分析を徹底して、高校野球本来の姿で前進してほしい。フェアな精神を追求する方向に注意が喚起されるよう望みたい。

まさか、こんな形で佐山さんと「対決」することになるとは思いませんでした。まあ、読売や産経と同一歩調をとるのもむずかゆいところです。厳密には、西武「裏金」問題 高野連の対応は疑問だらけ(4月26日付・読売社説)に全面的に同調するものではありませんけど…。

新聞に掲載される識者のコメントは、電話取材の記者の問いを否定せずに相槌を打つと、その問いがそのまま掲載されてしまうものだそうですが、佐山さんが「学生野球憲章」の信者だとは知りませんでした。

よく調べてみたら、佐山氏は高野連様の「顧問」でした。なるほど、身内の決定は否定できないものでしょう。佐山氏を中立的な立場であるかのごとく「ノンフィクション作家」の肩書で紹介しているこの記事は、ミスリードを意図しているのかもしれません。