特待生と野球留学

「特待生」、「野球留学」、「アマチュアリズム」に焦点を絞って展開します。

大産大付

2007年04月29日 | 高校別

箕面学園とともに27日に府高野連から、春季大会の出場辞退が発表されています。05年春の甲子園出場はありますが、最近ではむしろ大阪桐蔭の兄弟校(兄)として有名なのかもしれません。特待生制度に関する詳細は不明です。学校関係者のコメントも報道されていないようです。

入学案内のパンフレットには「スポーツコースの志願者は必ず専願で、入学後は運動部に所属する者に限ります」と記載されています。私は特待生制度はあってもいいと考えていますが、スポーツコースでも運動部に入らないという選択を認めてもいいとも考えています。もっとも、そのように拘束されるのが嫌なら最初から入学しなければいいだけの話ですが…(もちろん、「スポーツコース=特待生」というわけでもないでしょう)。

 


箕面学園(大阪)

2007年04月29日 | 高校別

野球部員も30人程度で、取り立ててスポーツに力を入れているとも思えませんが、27日に府高野連から春季府大会の出場辞退が発表されています。特待生絡みであること以上の詳しい報道は見つかりません。

06年夏の予選前に書かれた次のような紹介記事があります。キャプテンが書いたもののようです。

練習前にグラウンド整備<7>(読売新聞大阪版)
箕面学園(箕面市)
 野球は下手だけど、チームワークの良さと、どんな試合でもあきらめないのが、僕たちの特徴。主将が意識を高く持って取り組めば、チームは絶対に良い方向に行く。だから、僕はいつも大声を出し、まずチームのことを考えて行動している。優勝したいから。

この時点でマネージャーを含む部員数が26人、06年春は2回戦敗退です。今年のセンバツ直前に創造学園大付や都城泉ケ丘と練習試合をやっていて、一応試合にはなっているようですが…。


実技テスト

2007年04月29日 | 特待生の何がNG?

タレコミがありました。どうやら、静岡の複数の県立高校で、入試に野球の実技テストがあるようです。「アマチュア問答集」は次のように定めています。

日本学生野球協会>アマチュア野球問答集
問49 スポーツ選手を対象とした推薦入学制度はどうか。
答)かまいません。ただし、高校では野球に関する実技テストはできません。

たとえば、次のようなWebページがあります。

■静岡県立富士宮北高等学校>中学生へ>平成19年度「前期選抜における学校選択資料区分Ⅱの概要」

平成19年度ですから、来年の話かと思いましたが、浜名高校のWebサイトにも同様のページがあり(pdfファイルですのでリンクしません)、そこには野球の実技試験もある2日目が「2月7日(水)」と記されています。今年の2月7日は水曜日でした。

まあ、野球の実技試験があっても、野球部に入ることが条件にならないならOKなのかもしれませんし、推薦入学でない一般入試ならOKなのかもしれません。

高校は義務教育ではありません。どんな生徒をどのように選抜するかは、私立校か公立校かを問わず、その学校が掲げる教育理念に基づく裁量の範囲なのです。一競技団体の分際で野球の実技テスト不可などというふざけた制約を設けるのは、越権行為でしかありません。こんな“宗教”団体に唯々諾々と従うのではなく、さっさとケツをまくって、私立校だけでもオサラバすべきです。

今後ともタレコミは歓迎します(できればソースも示してください)。