フランス大好き!

美しい、美味しい、旅しやすい国フランス。海外からの観光客が世界で一番多い国です。その魅力をさぐってみます。

コート・ドゥ・ブラン // シャンパーニュ地方への旅2

2016-07-02 04:06:11 | 
シャンパーニュの生産で最も重要とされる地域は北から、モンターニュ・ド・ランス、ヴァル・ド・マルヌ、そしてコート・デ・ブランです。シャンパーニュ地方にある75,000エーカーのブドウ畑の多くがマルヌ県に位置しています。ブドウ畑は大地主ではなく、たくさんの小さな生産者によって所有されています。コート・デ・ブランを案内してくれたナタリーさんが自分の畑だと見せてくれたのは、10坪ほどの小さな畑でした。コート・デ・ブランの畑を売る人はほとんどなく、もし売りに出されたとしてもかなり高い値段で売買されるそうです。


6月初旬のブドウ畑は本当に美しい。みずみずしいブドウの木の葉はまだ薄緑です。「コート・デ・ブラン」はエペルネの街の南に位置する地区。日照に恵まれた東向きのぶどう畑は優れた石灰質土壌。栽培するぶどうのほとんどはシャルドネで、ミネラルを豊富に含む高品質なシャンパーニュを生み出しています。「コート・デ・ブラン」とは日本語で「白い丘」を意味し、シャルドネ100%で造られるシャンパン「ブラン・ド・ブラン」誕生の地でもあります。6つあるグラン・クリュ村の中でも、地区中心に位置するクラマン、アヴィズ、オジェール、ル・メニル・シュル・オジェは特に名高い。(写真左)ブドウ畑のなかに在る教会。(写真右)そんなブドウ畑の真中にシャンパンをグラスに注ぐ大きな大きなシャンパンボトルの看板が・・・・ちょっと興ざめです。

        
(写真左)ブドウの花(つぼみ)が咲きかけています。(写真中・右)この白い石灰の層はイギリスのドーバー近くの石灰岩の層からシャンパーニュ地方までつながっています。ミネラルを豊富に含んだ高品質なシャンパンを生み出す為には、この石灰の土壌の土地で育つ良いブドウが重要な要素となるのです。

 
(写真左)家族経営のシャンパンメーカーのドミ・モローです。家族で沢山の過程をこなして行って、シャンパンを作り上げます。(写真右)シャンパンをつくる過程の一つ、「動瓶」中です。一瓶一瓶手で回して滓を沈めます。シャンパンは本当に手間のかかっているお酒だと感心してしまいました。