本四連絡架橋とフェリー

少し前に呉・松山フェリーが業務停止というニュースの記事を書きました。

それで、思い出したので書き留めます。

昨今、例の高速道路1000円乗り放題で、瀬戸内海航路のフェリー会社が悲鳴をあげてるそうなのですよ。

ところがですね、「本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関する特別措置法」というのがありまして、

「この法律は、本州四国連絡橋の建設に伴い影響を受ける一般旅客定期航路事業の再編成、当該事業を営む者に対する助成及び離職者の再就職の促進等に関する特別措置を講ずることにより、当該一般旅客定期航路事業等に係る影響の軽減を図ることを目的とする。 」

大雑把に言うと、本四架橋の建設で影響を被るフェリー業者には、橋の開通後２年以内に申請すれば、事業撤退の補償を国がしますよというもの。

つまり、今残ってるフェリー業者は、この申請を行わずに営業してきた会社なのだ。

それから、これはハッキリ覚えてないのだけど、各本四架橋の通行料金って、その区間に対応する航路のフェリー料金前後の金額だったと思うんだけど。この辺はフェリー会社からの要請だった気がする。

で何が言いたいかと言うと、今ピンチのフェリー会社は、本四架橋完成後にさっさと事業を撤退するか、徐々に縮小するか方向転換していくべきだったのを、本四架橋完成前と変わらない方向で経営を続けてきた結果だと思うのだ。だからと言って、国がほっとくわけにも行かないだろうけど、納得いかない。

まぁ自分の記憶間違いもあるので、なんなんですが、どうなんだろ？