呉・松山フェリー:来月末で業務停止 “ETC特割”打撃か /愛媛(毎日新聞) - Yahooニュース
5月26日17時2分配信 毎日新聞
広島県呉市の阿賀港と松山市の堀江港を結ぶ呉・松山フェリー(本社・呉市阿賀南7)は25日、近く中国運輸局に航路廃止届を提出し、6月30日限りで運航業務を停止すると発表した。06年の「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)の全線開通や燃料高騰に加え、景気対策として今春から高速道路に導入されたETC(自動料金収受システム)利用車の特別割引が決定的な打撃となったとみられる。
加藤栄一社長によると、同フェリーは1964年、貨物向けとして就航。翌年から乗客営業も始め、ピーク時には貨物トラックのほか、ビジネス・帰省客など年間12万5000台の利用があり、18往復を運航していた。
しまなみ海道の全線開通から減少が目立ち、燃料高騰には経費削減や運航を9往復に半減するなどの経営努力を続けてきた。
しかし、ETC割引の直撃を受け、4月の利用台数は乗用車が約1640台と昨年同月に比べて半減。トラックは同40%減の約1760台だった。大型連休期間中も50~60%減で、加藤社長は「経費削減を進めた場合の採算ライン(年間8万台)に到底届かない」と話した。
航路廃止後は、会社を解散し清算手続きに入る。船員35人など従業員60人には退職金を支給し、できるだけ再就職支援をしたいとしている。【牧正】
5月26日朝刊
5月26日17時2分配信 毎日新聞
広島県呉市の阿賀港と松山市の堀江港を結ぶ呉・松山フェリー(本社・呉市阿賀南7)は25日、近く中国運輸局に航路廃止届を提出し、6月30日限りで運航業務を停止すると発表した。06年の「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)の全線開通や燃料高騰に加え、景気対策として今春から高速道路に導入されたETC(自動料金収受システム)利用車の特別割引が決定的な打撃となったとみられる。
加藤栄一社長によると、同フェリーは1964年、貨物向けとして就航。翌年から乗客営業も始め、ピーク時には貨物トラックのほか、ビジネス・帰省客など年間12万5000台の利用があり、18往復を運航していた。
しまなみ海道の全線開通から減少が目立ち、燃料高騰には経費削減や運航を9往復に半減するなどの経営努力を続けてきた。
しかし、ETC割引の直撃を受け、4月の利用台数は乗用車が約1640台と昨年同月に比べて半減。トラックは同40%減の約1760台だった。大型連休期間中も50~60%減で、加藤社長は「経費削減を進めた場合の採算ライン(年間8万台)に到底届かない」と話した。
航路廃止後は、会社を解散し清算手続きに入る。船員35人など従業員60人には退職金を支給し、できるだけ再就職支援をしたいとしている。【牧正】
5月26日朝刊
すっげーローカルなネタです
大学時代はよく利用してました。2時間弱の船旅でした。
松山から岡山方面への船便としては、水島・丸亀フェリーが料金的・時間的にベストだったのですが、瀬戸大橋開通と同時に、この航路は無くなりました。
次は宇野・高松航路なのですが、こっちは宇野から実家までが長いのと、いままで丸亀までで良かったのが、高松まで四国の当時あまり整備されてない道を走るのが辛かったので却下。
広島・松山航路もあったのですが、こちらはフェリー2時間半で料金も倍、しかも宇品港なので内地に着いてからの距離が大きく伸びてしまう。
結局、このニュースの航路が残ったのですよ。しかも、他の航路と比較して公共交通機関のみでの移動でも、便利が良い。JR→フェリー→JRで済むもなぁ。
そうそう、平成に変わったのもこのフェリーの中で聞いたんだよなぁ~。残念だなぁ~さみしいなぁ~
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