東京新聞より転載
BSE検査 千葉も「全頭」廃止
2013年6月28日 夕刊
厚生労働省は二十八日、牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査を実施してきた都道府県や政令市など全七十五自治体が、六月末で一斉に廃止することを決めたと明らかにした。七十五自治体のうち最後に残っていた千葉県が同日、廃止を決め、足並みがそろった。食の安全・安心確保のため二〇〇一年に導入された全頭検査は十二年間で役割を終え、七月一日以降は月齢四十八カ月超に限って検査が実施される。
田村憲久厚労相は二十八日の閣議後の記者会見で、全頭検査について「国民の不安を払拭(ふっしょく)するのに意味はあった。日本が(BSE発生リスクの観点から)最も安全な国に入り、『必要ない』という流れになった」と述べた。
全頭検査は国内でBSEが初めて確認された直後の〇一年十月に導入。その後、法的な検査義務がある牛の対象月齢が〇五年八月に「二十一カ月以上」、今年四月一日に「三十カ月超」と段階的に引き上げられた。
ただ風評被害への懸念から、各自治体は法的な検査義務がない月齢の牛も含め、食肉処理される全頭の検査を自主的に続けてきた。
BSE検査 千葉も「全頭」廃止
2013年6月28日 夕刊
厚生労働省は二十八日、牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査を実施してきた都道府県や政令市など全七十五自治体が、六月末で一斉に廃止することを決めたと明らかにした。七十五自治体のうち最後に残っていた千葉県が同日、廃止を決め、足並みがそろった。食の安全・安心確保のため二〇〇一年に導入された全頭検査は十二年間で役割を終え、七月一日以降は月齢四十八カ月超に限って検査が実施される。
田村憲久厚労相は二十八日の閣議後の記者会見で、全頭検査について「国民の不安を払拭(ふっしょく)するのに意味はあった。日本が(BSE発生リスクの観点から)最も安全な国に入り、『必要ない』という流れになった」と述べた。
全頭検査は国内でBSEが初めて確認された直後の〇一年十月に導入。その後、法的な検査義務がある牛の対象月齢が〇五年八月に「二十一カ月以上」、今年四月一日に「三十カ月超」と段階的に引き上げられた。
ただ風評被害への懸念から、各自治体は法的な検査義務がない月齢の牛も含め、食肉処理される全頭の検査を自主的に続けてきた。
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