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「情報発信足りず反省」=規制委、原発停止せず―熊本地震
時事通信 4月18日(月)11時57分配信
原子力規制委員会は18日、熊本地震を受けて臨時会合を開き、全国で唯一運転中の九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)や中四国の原発への影響を議論した。
田中俊一委員長は「情報提供が必ずしも十分でないとお叱りを受けたが、率直に反省しないといけない。まだ地震が続いており、きめ細かな情報発信を工夫したい」と述べた。
田中委員長は会合後の記者会見で、「科学技術としての判断基準に基づいて停止させるかどうかを決めるが、今の状況で安全上の問題があると判断していない」と述べた。
規制委の情報発信については、菅義偉官房長官が15日に「正確な情報を迅速にしっかり発信するように指示した」と述べていた。
規制委は川内原発の審査で、今回の震源となった布田川、日奈久の二つの断層帯が同時に動き、マグニチュード8.1の地震を起こすと想定。九電が想定した最大の揺れ(基準地震動)は620ガル(ガルは加速度の単位)だった。
一連の地震で、川内原発の建屋下部で観測された揺れは最大で8.6ガル。緊急停止の設定値は垂直方向の揺れで80ガル、水平方向で160ガルだった。
「情報発信足りず反省」=規制委、原発停止せず―熊本地震
時事通信 4月18日(月)11時57分配信
原子力規制委員会は18日、熊本地震を受けて臨時会合を開き、全国で唯一運転中の九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)や中四国の原発への影響を議論した。
田中俊一委員長は「情報提供が必ずしも十分でないとお叱りを受けたが、率直に反省しないといけない。まだ地震が続いており、きめ細かな情報発信を工夫したい」と述べた。
田中委員長は会合後の記者会見で、「科学技術としての判断基準に基づいて停止させるかどうかを決めるが、今の状況で安全上の問題があると判断していない」と述べた。
規制委の情報発信については、菅義偉官房長官が15日に「正確な情報を迅速にしっかり発信するように指示した」と述べていた。
規制委は川内原発の審査で、今回の震源となった布田川、日奈久の二つの断層帯が同時に動き、マグニチュード8.1の地震を起こすと想定。九電が想定した最大の揺れ(基準地震動)は620ガル(ガルは加速度の単位)だった。
一連の地震で、川内原発の建屋下部で観測された揺れは最大で8.6ガル。緊急停止の設定値は垂直方向の揺れで80ガル、水平方向で160ガルだった。