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大飯原発再稼動、福井県議会全員協議会。反対表明は私と細川議員だけ。「知事一任」で再稼動容認は無責任

2012-06-15 07:48:15 | 日記
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2012年06月15日 | Weblog
昨日は福井県議会全員協議会。大飯原発3,4号機再稼働について知事からこの間の取り組み、専門委員会の説明をうけ審議しました。昨日はユーストリームでも中継されるなど、議会事務局も市民団体の要請に応えて対応していただきました。

再稼働反対の立場を鮮明にしたのは私と、無所属の細川議員。

ほかの会派は知事一任、という形もふくめて再稼働を容認しました。この間の議会審議の不足、これだけの重大問題で明確な意思表示をおこなわない、というのは県民にたいして無責任な態度です。今朝の福井新聞でも「見えにくい県会の意思」と書かれています。

   この日は、おおい町の時岡町長も容認の態度を知事に伝達。報道では、今日、関電社長と知事が会談し、明日の関係閣僚会議に知事が出席して再稼働容認を表明する、と伝えられています。



私は要旨、つぎのように述べました。

    私は昨年5月に福島の実情を見て、これは原発から撤退する政治をすすめないと国と民族が滅びかねないと痛感しました。福島県知事と福島県議会が原発から手を引こうとなっていることは当然だと思うんです。県内でも、越前市でも小浜市でも、原発にちかい自治体議会は原発をなくしてほしい、と決議している。
いま、西川知事が野田総理に無理押しして記者会見おこなわせて、原発再稼働にすすもうとしていることは大きな問題です。

    なにより、福島原発事故は収束しておらず、17万人ともいわれる方々がふるさとを失ったままであります。
そして、福島1号機から4号機は放射線がつよく、事故原因の調査はできておりません。
したがって、大飯原発の対策内容もこの内容で100%大丈夫とは言えないわけです。

    さらに、その不十分な対策計画ですら、関電の説明では進捗率60%。防潮堤、ベント、免震棟、送電鉄塔地盤対策などなどだいじなところが手付かずです。

    知事、事故調査にしても、対策工事にしてもこのような穴だらけの状況で、県民に100%の安全が保障できるのですか?できないのですか?

    福島とちがい、福井県内の原発は直下型巨大地震と、同時の津波・浸水を想定しなくてはならないが、その場合には今回の対策は役立たないものが多く机上の空論となるのでは。

   また、福島事故をおこさない対策は万全ではない。なのに、福島事故に見合った防災対策はない。県民に無責任ではないか。


    福島原発事故で1号機から3号機で大気放出された放射性物質は、放射性希ガスで1100万テラベクレル、放射性ヨウ素で16万テラベクレル。
大飯原発の設置許可申請書に記載された大気放出量の想定は、放射性希ガスで8500テラベクレル、放射性ヨウ素で120テラベクレル。実際は関西電力の想定より3ケタも4ケタも上回る量になっています。つまり、原発設置と事故想定の根本が揺らいでいるのです。
   政府提出の原子炉等規制法改定案には最新の知見の反映を義務付けるバックフィット制度が盛り込まれていますが、そういう基準を満たしていない大飯原発の再稼働は、福島事故のわかっている知見すら反映していない問題があるのではないか。・・・・

   西川知事は、「政策には時間軸がある。住民をないがしろにしてはいけないが、現実的な対応が必要」などと述べ、安全対策や避難計画が整わないまますすめる姿勢をあらわにしました。

   まさに、安全基準でも、防災対策でも、あらたな「安全神話」のオンパレードです。

    その後、福井県庁前の再稼働反対宣伝行動に合流し、訴えました。
    また、全員協議会の前には、民主会派の野田、糀谷両議員とともに田中議長と面会し、再稼動に前のめりになってきた議長の対応などについての申し入れをおこないました。民主、希望、細川議員、それに私の4会派連名の申し入れです。



■福井県庁前での抗議宣伝行動は今日、明日もおこなわれます。

午前9時~午後5時。ぜひ、ご参加ください。激励をお願いします。

   17日は、正午から福井市中央公園で再稼働反対集会、パレードです。ぜひ、ご参加ください。



   以下、報道です。報道のなかには、県議会全員協議会で反対の意見がだされたことをまったく報じないひどいところもあります。総理ですら「国論二分」という大問題、県議会で明確な反対の意思表示が2名の議員からおこなわれたことをマスコミが伝えることは当たり前ではないでしょうか。

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