八正道

お釈迦様の言葉とのことですが、常に、これら八つの言葉で
示される正しい道を進むように心がけたいと思います。

私の不安解消法ー「もう一人の自分に任せる」(注1)-

2005-10-16 05:46:28 | Weblog
 皆さんは、もしも強い不安感に襲われたとき、どのように対処されていますか?
 私は、基本的に「もう一人の自分」に任せることにします。

 勿論、私は不安解消のために努力をしますが、しかし、不安のためにマイナス思考で心が暗くなり過ぎないよう、次の3項目を実行します。

1.プラス言葉を唱える。(1日1000回)
  一つのプラス言葉を選んで、それを1000回繰り返し唱える。(注2)
  例えば、「道は開ける」とか、「明るく」とか、「大丈夫」とか、「良くなる」とか、「ついてる」とかなどの中から、不安感の特性に応じて、一つを選ぶ。

2,自分の「幸せ探し」をする。(説明は後述)(注3)
     (不安感が存在している間は、1週間に1回行う)

3.一つの行動を選んで、それに集中する。(毎日行う)
  適当な行動が直ぐに見つからないときは、取り合えず部屋の掃除をする。あるいは、どんなに些細なことでも良いから、一つの行動に気持ちを集中させて真剣に取り組む。
  ゲーテの言葉にも「固い決意の活動は一切を癒すことができる」というのがあります。(注4)

 上記 2.項の「幸せ探し」について、

 自分自身を観察して、「幸せだなあ」と思うことを出来るだけ多く数え上げます。

 これは斉藤一人さんの教えです。基準を「ゼロ」として、どんな小さな事でも挙げるのだそうです。(注4)
 
 私は教えに従って、「幸せを感じること」「豊かさを感じること」「恵まれていること」「自分が優れていると思うこと」「正常に働いている身体の各部分」などについて
「幸せだなあ」と思うことを探し求めて、その一つ一つをメモします。

 30個程度なら、直ぐに数え上げられます。そして、探して見れば、自分には多くの「幸せ」がある、ということに気づき、力強い思いや感謝の気持ちが湧いてきます。

 これらの事柄は普段、「現実の自分」が気づかずにいるだけです。
 「もう一人の自分」は、これらの「幸せなこと」全てを認識しているばかりでなく、その他にも多くの潜在的能力を備えているとみて間違いないと思います。

 ですから、私は不安解消のために相応の努力をするとともに、プラス思考を続けながら、「もう一人の自分」に任せておけば良い、と思うわけです。

 以上が私の不安解消法です。

 更に、私は眠る前にも、この「もう一人の自分」に頼っています。

 なにしろ、この「もう一人の自分」は、その心が広くて深く、頼りになります。呼吸も静かです。

 ですから、私は全ての煩わしいことは、「もう一人の自分」に任せてしまって、その静かな呼吸に合わせて、数息観のみに集中するのです。

 つまり、私は布団の中で、一つのプラス言葉を500回以上暗誦した後、単純に、「ひとおつ、ふたあつ、みいっつ、・・・・・とおぉお」と、1から10までの数を何回も何回も繰り返し数えるだけです。邪念が浮んできても、それを無視して、静かな呼吸に合わせながら数息観に徹します。

 このようにしますと、いつの間にか眠りに入って行けます。

参考文献
注1: 『成功の実現』p244・中村天風述・日本経営合理化協会
注2: 『斉藤一人の絶対成功する千回の法則』・講談社刊
注3: 『斉藤一人の不思議な「しあわせ法則」』p164 ・柴村恵美子著・大和書房
注4: 『ゲーテ格言集』p84・高橋健二編訳・新潮社


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