iＰodを購入したら

先日、酒に酔った勢いでiＰodなるものを買った。第三世代とか言うらしく、とても小型・軽量で、そのくぜ実容量は７ギガ超もある。

なるほど便利。いろいろ曲を取り込んで、歩きながら聴いている。

ｉＴunesなるソフトをダウンロードし、慣れてもいなのにシャカシャカとパソコンをいじくり回すものだから、必要なものを削除したりなんかで、結構時間を浪費してしまった。

イヤフォンについても、付属のものでは運動時に不便と新たに買い求めたりしている。つい先日は、オーディオキャプチャーユニットなるものをネットで購入。ＭＤやテープに録音されていたものをパソコンに取り込もうとこれまた散々苦労してしまった。あげくのはては、大事なＭＤを一つ駄目にする有様。

今日は今日で、電気店に立ち寄り、車の運転時に良いのではと考え、シガーソケットに差込みiＰodとつなげれば直ちに音楽を聴くことができるという代物を買ってしまった。


そこで、ハタと思ったこと。

“一つの製品の周りには、多数のサービスが着いて回る。ビジネスチャンスは豊富”

でも待てよ。これは買わされているのではないか？

我が家には、テープ用とＭＤ用と、２台もウオークマンがある。それさえ満足に使ってはこなかった。今度は、新機種を手に入れ、関連製品をも購入（まだ欲しいものがあるから現在進行形）。

全く視点を変えてみれば、「たらふく食った上に、さらに食うつもりでいる」というようなことではないか。製品を作って売るほうにしてみれば、まだまだ食わせようという魂胆か。

なんか自分が、フォアグラ作りのために無理やり口を開けて餌を突っ込まれるガチョウや、数日間かけて食した（それも次のものを食べるために前に食したものを吐き出しながら）という満漢全席に並んだ者のごとくに、見えると・・・。