2018.11.03(土)は、随分と久しぶりに山に向かった。
行く先は筑波山。
筑波山つくばさん:古来「東の筑波、西の富士」と並び称されてきた名山で、山そのものが御神体となっている。本殿は山上にある。男体山(871m)山頂には男体山御本殿があり、筑波男おの大神として伊弉諾尊いざなぎのみことが祀られている。女体山(877m)山頂には女体山御本殿があり、筑波女めの大神として伊弉冉尊いざなみのみことが祀られている。この御本殿は、男体山御本殿の方を向いて建てられている。
筑波山には、袋田の滝のある生稲富士なませふじと月居山つきおれさんと併せて、車中泊をしながら回ることを考えていた。
しかし、そのタイミングを計れないうちに、東京に転居することになり、愛車も手放すことになってしまった。
したがって今回は、公共交通機関を使って、とりあえず筑波山だけに行ってみることにした。
早朝出発(5時)のためバスは利用できないので、まずは自宅から徒歩で二子玉川駅へ。
そこからは東急田園都市線で渋谷~JR山手線で秋葉原~つくばエクスプレスでつくばセンター~シャトルバスで筑波山神社入口へと移動。
この間すでに、階段の上り下りで少々疲れ気味。
8時始発のシャトルバス乗り場には行列ができていた。
バスに乗ること約40分。
筑波山神社入口に着いて愕然とした。
とにかく沢山の人。
周辺の駐車場は満杯状態。
東北の静かな山歩きを楽しんできた自分は、のん気に構えて、首都圏の人口を思い浮かべることなどしていなかった。
それに祝日(文化の日)。
紅葉を楽しむ人々が大勢いて当然だった。
ましてやここ筑波山は、ロープウエイ、ケーブルカーも運行している。
それらを上りか下りにでも利用すれば、山歩きを楽しめる。
かつて高尾山にわが家族で行った際のことを思い出した。
その時は、仙台七夕の一番町通りに匹敵する混みように驚きあきれて途中撤退せざるを得なかった。
とはいえ、今回はわれ一人。
何とかなるだろうと歩き出した。
(登山者が向かう筑波山神社)
(神社脇から人ごみを避けて静かな迎場むかえばコースに入る)
(ほどなくして大洗神社に着く。こういう小社は、その先にもあった。)
(休憩地点のあずまや)
(針葉樹の林内をほぼ水平移動して到着したつつじヶ丘)
(満杯のつつじヶ丘駐車場)
ここからは、小学生の団体も加わっていっそう賑やかになった。
しかしそれは、まだまだ序章に過ぎなかったが・・・。
ツツジの開花のころは、きっと素晴らしい景観なのだろうと思いつつ上った。
(雰囲気のよい道)
(一のぼりした地点に待っていたのは大渋滞。幼稚園児とその父兄らしき大集団が列をつくり、動けないでいる。)
その脇を抜けようにもかなわない。
仕方がないので、ジッと待って後に続くことにした。
(これでこの先は大幅に時間ロス。疲労感だけが増してくる。)
(弁慶が通り抜けに躊躇したという『弁慶七戻り』。落ちそうで落ちない大岩をくぐる。)
(2つの岩のその姿から名づけられた出船入船)
(袋を担いだ大国様の後ろ姿に見える裏面大黒)
(列は続く。)
(大仏岩)
(女体山手前の上り)
(山頂御本殿)
(山頂からの眺望)
次から次にくる人たちで立ち止まることも難しい。
参拝とて同じ。
すぐに男体山に向かうことにした。
(ガマ石:カエルの口に石を投げ入れようとしている。後ろ向きでやるとご利益があるというが・・・。)
(ミズナラの巨木)
(とても良い雰囲気)
しかし、着いた先の御幸ヶ原みゆきがはらの光景にびっくり。
そこは、大勢でにぎわうお祭り広場のようだった。
ここも直ちに通り抜け、男体山山頂を目指す。
(山頂御本殿にも沢山の人)
ここでも休まずすぐに退散。
(山頂直下から霞ケ浦方角を遠望)
(女体山)
にぎわう御幸ヶ原を後に、御幸ヶ原コースを下山。
(下り始めてすぐに振り返る。)
(男女川源流の湧水)
ひたすら下る。
こちらでも次から次に上ってくる人たちとすれ違う。
しかし、ここまでの道とは違い、その数はだいぶ少ない。
(桜塚)
(もうすぐ神社裏)
ふたたび神社にお参りしてバス停に戻った。
しかし、ここからがまた大変。
シャトルバスは、つつじヶ丘から満員状態。
疲れた体で40分のつり革つかまり立ちのバス。
つくばセンターからエクスプレス~山手線~田園都市線と乗り継ぎ、夕方の満員バスを避けて徒歩で帰宅。
”やっぱり関東の山は平日に限る”
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