旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

マガンの群れの“ねぐら入り”~ラムサール条約指定地『蕪栗沼』

2009-11-27 23:19:05 | 地域魅力
そのものすごさは聞いていたが、これほどとは想像していなかった。

広い平野部の水田地帯にある蕪栗沼は、ラムサール条約の指定湿地(2005年11月)。日本最大級のマガンの越冬地として有名なところ。

仕事で近くまで出向いたので、同僚が案内してくれた。

平成21年11月5日に実施されたガンカモ類の生息調査(速報値)では、ガン類の県内総数が145,323羽。そのうち蕪栗沼には、68,157羽となっているから驚きだ。多分、現在はもっと数が多くなっているだろう。

日中は田んぼで落ち穂などを食べていたガンが、大挙して沼に戻ってくる。それに、これまた多数いる白鳥の鳴き声も混じって、なんとも賑やかな夕べとなる。

沼の自然を守り、野鳥との望ましい関係を維持している『特定非営利活動法人蕪栗ぬまっこくらぶ』をはじめとする地域の方々には、心底頭が下がる。

自分の大好きな映画に『グース(Fly Away Home)』というのがある。少女とその父親が、16羽のガンを連れて渡りの旅に出たという実話に基づいた映画。とても心温まる作品。

ここ蕪栗沼で取組を進めている方々に、つい同じイメージを重ねてしまう・・・。








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