旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

ギャン泣きとディスククリーンアップ

2021-06-01 23:37:25 | 日々雑感
(野川緑道に咲くアルストロメリア)

わが孫が2歳半ぐらいから時々ギャン泣きするようになった。
店の中だろうが自宅だろうが時と場所を選ばず40~50分もの間大きな声で泣きわめく。
なだめすかそうにもお手上げとなる。

またあるときは、「なんでそこまで?」とつい“ぼやきたくなる”ほどのこだわりを見せることもある。
周りの者が本人の了解もなく何かをすると、最初の時点まで遡ってやり直さないと認めてくれない。
時には、保育園から来た道を戻らなければならない事態にもなる。

しかし大泣きした後には、ケロッとした表情で本人の口から「〇〇君(自分のこと)、いっぱい泣いちゃったね~。昨日も泣いた。」と出てくる。
それを聞くと、われらはホッとし、また可愛く思えてきてしまうから仕方がない。

幼児期のギャン泣きは、次のようなことからとのこと。
・~1歳  生理的な欲求(眠い、空腹、暑い・寒い、汚れたオムツが気持ち悪いなど)
・1~2歳 自分の気持ちを主張したい(いわゆるイヤイヤ期)
・2~3歳 何事も自分でやりたい
・3~5歳 自分が思うほどには上手にできない

これに照らしてみれば、わが孫のギャン泣きは、自分のやりたいことができないからということになるか?

ここで、ハタと気がついた。
大泣きした後のあのケロッとした表情は、何かに似ている。
それは、しばらく使ったパソコンのディスククリーンアップ。
これを実行すると、動きの悪かったパソコンはリフレッシュされる。
メモリは作業机、ハードディスクは本棚に例えられる。
どちらも適時に整理しなければ、ゴミやオリ(澱)などが貯まってしまう。

きっとわが孫の頭の中では、ギャン泣きすることでこのクリーンアップをしているにちがいない?

ならばわたしも同様に大泣きして、心の奥にこれまで長年積もり重なった悔いなどをきれいさっぱりと流し出したいものだと、つくづく思うのだが・・・。
出来るかわが人生のディスククリーンアップ・・・!?

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