暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

金融腐食列島で三丁目の夕日

2006年02月04日 | 映画のこと。
というわけで昨日途中まで観た「金融腐食列島『呪縛』」を改めて初めから見直しました。
やっぱり面白かった!
なんで今までスルーしてたんだろ。これは面白い・・・
どう考えてもとっつき難い金融経済ネタをここまで分かり易く、スピーディーで飽きさせない演出で最後まで面白く観させることができるなんて。
専門的な部分に走り過ぎずに分かりやすく展開していくので、エンターテイメント性の高い作品に仕上がっているのが凄いと思いました。
カメラワークとか演出の力によるものが大きいのかも。
あと言葉のテンポの良さ。
特に椎名桔平演じる片山の軽い口調の早口になんとも気持ちよさを感じました。
最後の大蔵官僚との接待のやり取りがもう最高。
びっくりした。気持ちよすぎる。
要所要所に入る大げさな演出に笑えたけど、これはこれでなんだかアリな映画。
株主総会のリハーサルの罵倒合戦が大変笑えました。
そんなことリハーサルするんだ・・・
頭取陣の役者達が大変いい味出してました。
見終わってからHDDに残したまま保護をかけてしまった映画でした。
また観よう。

でもこれ、つまらないと思う人はとことんつまらないだろうな。


そして「ALWAYS 三丁目の夕日」を観ました。
これはほんのり笑えて結構ぼろぼろ泣けるいいお話でした。
最近の子役は本当にいい演技するなあ。
物語はとってもわかり易くて、大衆に受ける作品の王道をいってる。
セットも凄い。町並みも凄い。
展開や物語がわかり易くてどうなるか予想がついても、それでもじっくり観てしまうし感動もしてしまうし、観終わった後にすっきりと気持ちがいいというのは映画として実にいいことなんじゃないかと思います。

ストーリー的には2時間ドラマでも十分だったような気もするけど、映画だからこそのあの雰囲気の再現だと思えば映画であることに意味はあったのだろうな。

面白かったです。
でも今日観た2本の映画を比べてしまうと、どうしても金融腐食列島に軍配を上げてしまいたくなるのは、正直単なる個人的な趣味の問題です。
人情物や恋愛物より職業物が好きです。ただそれだけ。



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