山本ゆう子の日記

子どもたちを、人間を、大切にする社会に変えたい

学力テストより30人学級

2015-10-02 06:59:08 | 日記

 さいたま市教委は、9月29日「学力、生活調査を拡大する」と発表しました。(新聞発表は30日)来年1月8日に、小学校3.4年生は国語と算数、5.6年生は国語・算数・社会・理科、中学生は国語・数学・社会・理科・英語のテストをし、全学年で生活習慣調査をするということです。1月8日と言えば、新学期が始まって2日目。2日目と言えば、冬休みの話をしたり、席替えをしたり、係を決めたりなど新学期の学級づくりに大切なことをする日ではないでしょうか。そもそも1月8日が始業式のところが多い中で、さいたま市は「授業日数205日」のために7日を始業式にし、子どもたちや教職員に大きな負担を強いています。

 こんなことを、子どもたちや教職員は望んでいるでしょうか。学校現場の意見を聞いたでしょうか。「1月8日学力、生活調査」を新聞発表の前に学校現場に知らせているのでしょうか。さいたま市はトップダウンの施策が多く、これまでも当事者である子どもたちや教職員が直接知らされる前に、新聞発表するということが行われ、「実際にやるのは私たち、意見を聞いてほしい」という教職員の声が数多くあがっています。

 教育長は「1人1人が経年で課題を把握し、良いところを伸ばせるように生かしたい」と話しているようですが、学校では、毎日子どもたちと接している教職員が子どもたちのつまずきをつかみ、どうしたらつまずきをなくせるか、懸命に努力しています。「1人1人を把握する」なら、1クラスの人数を減らし、1人1人の子どもたちに目がゆきとどくようにすることです。そのための『30人学級』は絶対に必要です。

 ”30人学級の実現するさいたま市民の会”が、署名運動にとりくんでいます。ぜひご協力ください。