山本ゆう子の日記

子どもたちを、人間を、大切にする社会に変えたい

国会行動・埼玉デー

2016-04-21 21:37:16 | 日記

 4月20日に『戦争法廃止・大宮区の会』として、国会行動に行ってきました。

 日本共産党の塩川てつや衆議院議員から国会のリアルな状況の報告がありました。

 署名(大宮区の会としては1202筆)を提出しました。

 

 昼休み集会の後、民進党、自民党、公明党の埼玉選出国会議員に「戦争法を廃止すること」などの要請行動をしました。

 この中で、自民党議員の秘書は「戦争をしないためには抑止力が必要。」という持論を展開し、これにからめて「いじめも同じでみんなが強くなればいじめはなくなる」と発言。驚くやら、腹が立つやら。一人ひとりのこどもを大切にし、力ではなく、みんなが認め合い、のびのびできるクラスをめざしてきた私としては絶対に許せない発言でした。私は「人間のすばらしさは言葉で考えることができること」だと子どもたちに言い続けてきました。

 自民党の教育政策の根底には”抑止力論”があるのだと、あらためて感じました。

 


福島を忘れない 埼玉からの発信

2016-04-01 08:56:57 | 日記

 埼玉県の福島県出身の教職員は、『福島を忘れない 埼玉からの発信』のとりくみを続けています。今年は、3月31日に”朗読と講演のつどい”を行いました。

 はじめに『茶色の朝』の朗読。(私は受付にいて聞くことができずとても残念でした)

 次に、元漁師・小高9条の会の志賀勝明さんの講演。

 志賀さんは、福島第一原発事故の前の1970年代から原発反対の運動をしてこられた方です。そのために他の漁師から「お前の船が遭難しても助けてやらない」と言われ、口もきいてもらえなかったとか。それでも原発反対の立場を貫いた・・生半可な気持ちではできないことです。それなのに、あの大事故が起こってしまった!

 しかし、志賀さんたちの運動で、「浪江・小高原発」は断念されたんですよ。この原発がつくられていたら、東日本は壊滅だっただろうということです。

「東電と政府は、実態を無視して距離や放射線量で一律に帰還を促し、福島を終わったことにしようとしている」

この期に及んでも、金で住民を分断し対立させている」

「何重もの安全対策はごまかしだったことが明らかになった福島第一原発の事故から、東電と政府は何を学んだのか」

「原発は地元だけの問題ではない。政治の根本の問題。」

家は荒れ果て、動物が徘徊する、5年間だれも住んでいない街を想像してください。福島を見にきてくれることが、一番」

志賀さんは、声高に「原発反対」を叫ぶのではなく、生活感に満ちた福島の言葉(とてもなつかしかったです)で、しっかりと語ってくださいました。

 また、原発推進の立場だった人が、事故が起きても謝らないことについて「謝るということは、その人のこれまでの人生を否定するということ。そうかんたんではありませんよ。」という、相手を思いやる優しさあふれる姿勢がとても心に残りました。

 福島出身の私たちは、福島を忘れず、埼玉から発信し続けます。