山本ゆう子の日記

子どもたちを、人間を、大切にする社会に変えたい

安倍さんのこわい政治が地方にも・・

2015-10-30 21:27:24 | 日記

 今日、訪問したAさんが開口一番「安倍さんのこわい政治が地方にも来ているような気がします。それは、市民活動サポートセンターを政治的な団体が使っているからと指定管理者から市の直営にしようとしていることです。」とおっしゃいました。この方は介護の活動グループでサポートセンターを使っているそうです。「こんなことになったら市民の自由な活動が制限される。これは本当にこわい」と、心配し、腹を立てていました。

 自民党の市議が「原発埼玉県民投票準備会」や「九条の会さいたま」などの団体を名指しで批判し、条例の「改正」を提案し、自民・公明などの賛成で、可決しました。

 「安倍さんのこわい政治が地方にも・・」  私もまったく同じことを感じていました。さいたま市は、市民の学習や読書のために、市が責任をもって運営すべき図書館に指定管理者制度を導入しようとしています。その一方で、自分たちに都合の悪いものは市の直営にして自由な活動を制限するとは、まったくのご都合主義ではないでしょうか。

 Aさんは「市民が声をあげ頑張るとき」とも言っていました。まったくその通りです。おかしいことはおかしいとみんなで声をあげましょう。

 


いい演劇 いい映画 戦争は絶対にダメ!

2015-10-18 10:48:14 | 日記

 一昨日、昨日と演劇「眼のある風景」と映画「ひまわり」を観ました。どちらも観た後には”戦争は絶対にダメ!”という思いが強く残るすばらしい作品でした。安倍首相にもぜひ観てもらいたい!

 「眼のある風景」、戦前、戦中に培風寮(バイフー寮)と呼ばれるアパートに住む画家、音楽家たちの物語です。戦争に協力するような絵は描けないと筆をおいてしまう画家。「アカと呼ばれる両親といっしょにいることは子どものためにならない」と、わが子を養子に出さざるを得ない苦悩。それでも親友には「自分らしい絵を描き続けろ」と言います。その親友は自分らしく描くことを貫きます。それは、必然的に反戦に繋がっていきます。「自分が信じるのは国家ではなく人間」の言葉は重い。生活のために仲間に隠れて、戦争を応援する絵を描く画家の苦悩もつらい。

 「ひまわり」は、1959年の沖縄・宮森小学校の米軍機墜落事故2004年の沖縄国際大学の米軍ヘリコプター墜落事故を中心に沖縄の人の苦しみやたたかいを描いています。大好きな先生にひまわり花を渡した直後に米軍機の墜落のために死んでしまう子。この子の元気で子どもらしい表情がとてもいい。それだけにこの子を殺した米軍機がにくい!「この子を殺したのは自分」と自分を責める先生、年上の友だち。でも誰もが「悪いのはアメリカ」と言い切ります。基地で働く父親をもつ女子大生がゼミで基地問題を取り上げるときに悩む姿も複雑です。しかし、父は「生活のために基地で働いていてもみんな基地がないほうがいいと思っている」と静かに語ります。沖縄国際大学の『ピーススカイコンサート』のシーンでは、戦争法廃止に頑張るシールズの姿が重なりました。

 「眼のある風景」「ひまわり」 どちらの苦悩も悲しみも戦争さえなければ起きなかったこと。戦争は絶対にダメです。『戦争法廃止』には、たくさんの人の苦しみや悲しみからうまれた決意が込められています。何がなんでも戦争法は廃止です!


問題多い さいたま市の「グローバルスタディ科」

2015-10-15 18:43:15 | 日記

 さいたま市は来年度、小学校1年生から中学校3年生までの全学年に「グローバルスタディ科」(名前からして安倍首相が好みそうです)を導入しようと、今年度から小学校3校と中学校2校をモデル校として「研究」を始めました。内容は英語教育です。2018年度に小学校5年生から英語を正式教科にするという文科省の方針を先取りするものです。

 小1からの英語ということで、「小さいうちから英語に親しめば、みんな英語が話せるようになりそう」そう考える保護者の方もいるもしれません。しかし、さいたま市が行おうとしている英語教育は、専門の英語の教師も配置せず、「シャワーのように英語をあびれば英語がわかるようになる」と、ゲームなどを英語でやることがほとんどで、系統的に言語を学ぶものではありません。英語塾に通う何人かの子どもにとっては楽しい時間かもしれませんが、ほとんどの子は何もわからず、ちんぷんかんぷん。中学校入学のときには”英語ぎらい”が増えるのではと心配です。

 子どもたちに格差を持ち込み、エリート育成につながる「グローバルスタディ科」。「英語が使える企業戦士」を育てよという財界の思惑も見えかくれします。

 市教委が細かなカリキュラムを作り、「評価規準」も示していることは、「教育課程の編成権は学校にある」という学校教育の大前提もくずし、行政が教育内容に介入することになるのではないでしょうか。

 相変わらずのさいたま市のトップダウンの教育施策。これに惑わされず、今の子どもたちに何が大切で、どんな力を育てたいかを教師、保護者、市民で考えていきたいですね。

 


秩父は奥深い!

2015-10-08 09:15:25 | 日記

 退職した教職員の組合(埼退教さいたま支部)の仲間と奥秩父に行きました。よい天気に恵まれ、久しぶりの仲間との再会もあり、ルンルン気分でのバスツアーでした。なんとなく知っている気でいましたが、さすが奥秩父。知らないところや、へーこんなにいいところだったんだと思うこともたくさんありました。

 バスの中と歩きながらの話題は、「安倍首相はひどすぎる」「戦争法反対」「共産党がよびかけた国民連合政府は大歓迎」などなど。”教え子を再び戦場に送るな”を原点としてきた仲間たち。とても心強く感じました。

 三峰神社の狛犬は狼?でした。

 懐かしいポストです

 私の故郷福島にも似ている風景でした。 静かな山道をにぎやかに歩いていると、93歳のおばあちゃんが出てきて「お茶でもいれようか」と言ってくれました。参加者24名でしたので、さすがに遠慮しましたが、秩父の昔話をたくさんしてくれました。

 

 

 


学力テストより30人学級

2015-10-02 06:59:08 | 日記

 さいたま市教委は、9月29日「学力、生活調査を拡大する」と発表しました。(新聞発表は30日)来年1月8日に、小学校3.4年生は国語と算数、5.6年生は国語・算数・社会・理科、中学生は国語・数学・社会・理科・英語のテストをし、全学年で生活習慣調査をするということです。1月8日と言えば、新学期が始まって2日目。2日目と言えば、冬休みの話をしたり、席替えをしたり、係を決めたりなど新学期の学級づくりに大切なことをする日ではないでしょうか。そもそも1月8日が始業式のところが多い中で、さいたま市は「授業日数205日」のために7日を始業式にし、子どもたちや教職員に大きな負担を強いています。

 こんなことを、子どもたちや教職員は望んでいるでしょうか。学校現場の意見を聞いたでしょうか。「1月8日学力、生活調査」を新聞発表の前に学校現場に知らせているのでしょうか。さいたま市はトップダウンの施策が多く、これまでも当事者である子どもたちや教職員が直接知らされる前に、新聞発表するということが行われ、「実際にやるのは私たち、意見を聞いてほしい」という教職員の声が数多くあがっています。

 教育長は「1人1人が経年で課題を把握し、良いところを伸ばせるように生かしたい」と話しているようですが、学校では、毎日子どもたちと接している教職員が子どもたちのつまずきをつかみ、どうしたらつまずきをなくせるか、懸命に努力しています。「1人1人を把握する」なら、1クラスの人数を減らし、1人1人の子どもたちに目がゆきとどくようにすることです。そのための『30人学級』は絶対に必要です。

 ”30人学級の実現するさいたま市民の会”が、署名運動にとりくんでいます。ぜひご協力ください。