新卒応援ハローワークでは、2月に入り大学3年生の来所が増えて来ました。
例年に比べると遅い出足のようにも思いますが、毎年この時期に訪れる学生の不安材料は様々です。
面接に自信がない。自己PRが書けない。何から始めたらいいの?応募先はどうやって探すの?就職できるの?などなど
中には明確に進むべき道を定め、着実に準備を始めている学生もいることだと思いますが、多くの人はやはり方向性が定まらないでいる様に思います。しかし、就活とはそんなものだと私は思っています。
そこで、今回は「出会いのパワー」という話です。
この時期には応募書類の添削を希望する3年生も多く、出来る準備から…といった感じで「自己PRだけ見て下さい」とか「志望動機以外は書いておこうと思いまして…」などと相談に訪れます。
それはそれで、意欲ある行動なので大歓迎ですが、私はほぼすべての学生に、まずは意識的に新しい出会いを探して行動するように勧めています。それは単に説明会やOB訪問に沢山行くことだけでなく、先輩や知人を頼りに、普通に働いている一般社会人との接点を持つという意味です。
勿論、ハローワークなどの支援機関で相談員と接点を持つのも良いと思いますが、アルバイト先の社員とその同僚、よく行くショップの店員さんとその同僚、または自分の両親の職場の人などに、仕事の話を聞く時間をもらうなどして「新たな出会い」を求めて欲しいと思っています。
一人では不安なら、友人を誘ってみても良いと思います。出来れば、多くの職種の方に話を聞く機会があれば尚良いと思います。
何故かというと、そういう行動は「ご縁」を呼ぶからです。
「ご縁」は都合よく降りてくるものではなく、人との出会いがもたらすプレゼントのようなものだと私は考えています。
実際に、私の人生はまさに予期せぬ人との出会いから頂いた、素晴らしいご縁だらけです。
就活から就職の時期は、おそらく人生初のパラダイムシフトだと私は思います。
学生という比較的安全で制約も多い世界から、一気に自己責任の世界へシフトする貴重なタイミングでもあるこの時期に出会う人は、まさに運命を左右する出会いのパワーで満ちているように思うのです。
だからこそ、私は就活を楽しんで欲しいと願っています。
多くの出会いを経験して、ご縁をキャッチする能力を身に着けて、これから始まる長い社会人人生を輝かせる「出会いのパワー」を人格形成に生かして欲しいと願っています。
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