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貴方は、今の職場環境に満足できていますか?『職場適性診断テスト』

2018-06-09 | 仕事

これからは職場環境の充実度が選ばれる会社の条件となる

日本は今「働き方改革」の名の下に、いくつかの労働法制を改変したり、新たな制度を設けようとしていますが、それを、働き方の選択肢を増やしてプライベートの時間も仕事の時間も充実させるような方向に導こうとしてるのだと賞賛する意見と、企業側の都合のいい働かせ方が出来るようにするための制度だと批判する意見に分かれているようです。

様々な主義主張があり、多くの人が議論できることが望ましいと思いますが、いずれにしても、これからは働く人にとっていかに良い職場環境を提供できるかが、企業の存亡を左右するほどの重要事項になりつつあることを示しているのではないでしょうか。

しかも、かつて日本人のほとんどが高度経済成長期に求めた”物質的な幸福感を目指す”労働の在り方ではなく、”個々を尊重し精神的な幸福感を高める”労働の在り方を問われいるのではないでしょうか。

全ての企業や団体で、皆が良い職場環境だと実感できる社会にするというのは、一つの理想論かもしれません。しかし、その理想を実現するには、いかに制度を変えようが増やそうが、当事者一人ひとりの意識を少しずつでも変えて行くことが必要ではないかと、私は思います。

職場環境を可視化する「職場適性テスト」

職場環境とは一体何を指しているのでしょうか?世間には様々な主義主張があると思いますが、弊社では、職場環境を4つのカテゴリーに分類し、それぞれ個々が感じる充実度を数値化して、その人なりの職場環境を可視化する「職場適性テスト」を開発しました。

このテストは、筆者がかつてハローワークで早期離職をした方や離職を考えている方の相談業務をしていた際に、その経緯やその人が感じている不都合や不満因子などを傾聴し、さらに早期離職者を対象としたアンケートを基に分析した結果、人が会社を去ろうと思う理由には、大きく4つの観点があり、それぞれのバランスが著しく崩れた時に職場環境を変えたいという動機が増すのではないか、という仮説にたどり着き、以降は仕事に悩む方にこのテストを任意で実施してもらい、相談者にも客観的に考えてもらえるようグラフ化したものです。

その4つの観点とは「仕事内容・仕事の仕方・人間関係・得るもの」の4つです。

  1. 仕事内容(好きな仕事か、仕事に誇りをもっているかという観点)
    仕事そのもの、あるいは職種を通して認識できる社会的役割、または希望していた仕事かどうかなど、その仕事に対する充実度。
  2. 仕事の仕方(自分に合っているスピードやテンポかという観点)
    仕事の手順やマニュアル、または期日や約束事などが納得できているか、または自分のペースや生活に合っていると思うかなど、仕事の進め方に対する充実度。
  3. 人間関係(互いの自尊心を認め合えているかとう観点)
    単なる好き嫌いだけでなく、その仕事を誰とするか、誰のためにするか、誰に指示されてするか、誰に指示するのかなど、仕事を通じて関係を持つ人に対する充実度。
  4. 得るもの(自身が提供した労働力に見合う対価を得ているかとう観点)
    給与や賞与に満足できているか、またはやりがいや達成感といった感情的に得ることがあるか、さらには、新しい出会いや専門的な知識、技術など、仕事を通して得ることに対する充実度。

良い職場環境の定義は皆違うと思います。しかし、複数の人間が集まって形成されるのが職場環境です。
そこで、個々が感じている充実度を分類し、分析することができれば、その職場を形成する人たちの共通項や格差などを知ることができます。
それこそが、職場環境をより良く導くためのヒントになると、私たちは考えています。

実例紹介:税理士法人TAパートナーズ

先日、門司区にある税理士法人TAパートナーズに訪問させていただき、就活仲人のサービスの一つでもある「実務者インタビュー」を実施した際に、お二人の方に職場適性テストを実施していただきました。

テストは、28の質問を5段階で評価するというもので、だいたい5分もあれば済みます。

結果は、お二人とも人間関係と得るものへの充実度が高い「台形型」となりました。
つまり、会社への信頼度、愛着度が高いと推測できる形です。

実際にインタビューしてみると、お二人とも人間関係でストレスを感じることはなく、互いが責任を持って職を遂行している会社だということ、そして仕事を通じて得る知識や人との出会いがとても充実していることが分かりました。

結果について説明すると、改めて自分が仕事や会社にどんなことを期待しているのかが分かったとの感想もいただきました。

 


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