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シリーズ「志望動機攻略法」その4 志望動機の基礎フレーム

2016-04-30 | 仕事

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志望動機に苦労している就活生に、その攻略法をお伝えしていますが、今回は私が推奨している志望動機の基礎フレームを紹介します。

この基礎フレームは、私が普段、志望動機がどうしても浮かばない・何となくしか決まっていない・大きな決め手に欠けている気がする・・・などと言って相談に訪れる就活生に一つの方法として提案しているものです。

その意図は、そもそも志望動機に悩みを抱えている人のほとんどは、実は「準備するべき情報を未だ得ていない」のと「余分な情が多い」状態なので、どんな情報が不足しているのか、何が余分なのかを自分で明らかにする手法として、まずは型にはめてみて、何が足らなくて何が多すぎるのかを整理することにあります。

基礎フレームは、面接でも書類でも基本的に同じですが、話して(言葉で)伝える場合と、書いて(文字で)伝える場合があるので、実際に話したり書いたりする場面では、表現法に違いが出てきます。しかし、まずは情報を整理するという段階では有効だと思います。

さらに、基礎フレームには以下の3つのコースがあります。(状況によって選択します)

第1のコース:時系列でまとめる⇒言いたいことはあるが、頭の中が一杯でまとまらない状態の人にお勧めです。 

第2のコース:将来像から入る⇒志望度は高いのに、どのように伝えたら良いのか分からない人にお勧めです。 

第3のコース:衛星要因から入る⇒まったく浮かびません・・・という人に、とりあえず作ってみようか?と言って勧めます。

では、それぞれのコースの基本的手法を説明します。

第1のコース:時系列でまとめる:【言いたい事を、過去・現在・未来に分類する】

書類なら、書いてある文章を「過去・現在・未来」に分類して整理してみると割と早くわかりますが、面接での発言については練習の時に録音やビデオ撮影することをお勧めします。そして発言内容をやはり「過去・現在・未来」に分類してノートに書いてみます。

言いたい事はあっても、上手く言えない、書けないという人は、このフレーム作りを一度行うだけで、何が不足しているのかが見えて来ます。

そして、今まで試して来た中で最も多いのが、「過去情報過多・現在情報皆無・未来情報過小」のパターンです。

第2のコース:将来像から入る:【未来の自分を妄想することから始める】

その会社に入って働いている自分の姿を頭の中に浮かべて、実際に動かしてみるという妄想を繰り返すことで、自分の将来像を明確化して行くという手法です。自分が何をしている時に喜びを感じるのか、どんな状況なら楽しく仕事が出来るのかを出来るだけ具体的にイメージするトレーニングと言ってもいいでしょう。

この手法は、質問を繰り返すことで割と早く何が不足しているのかがわかります。できれば他者に未来の自分について質問攻めにしてもらうのが最も良いと思われますが、自問自答でもある程度なら分かってきます。

そして、今まで試して来た中で最も多いのが、「感情表現が皆無」のパターンです。

第3のコース:衛星要因から入る:【生活拠点・生活パターン・生活費用を明確化する】

これは「まったく浮かびません」という人に、とりあえず作ってみようか?と言って勧めると説明しましたが、意外にも多いケースです。

但しこのやり方は、必ず支援者との対話が必要です。自分だけではあまりにも浅い情報で終わってしまうからでです。

具体的には、支援者が生活拠点・生活パターン・生活費用について一つづつ質問して行き、なぜそう思うのかをできるだけ深堀りしてノートに書いて行きます。さらに「この会社で何を得ることができると思うのか?」という質問して行き、できるだけ本音で答えて行くという手法を取るので、まずは信頼関係が重要となります。

今までの経験上、この手法で分かって来たことは、「本音を言えば、どこでもいいから就職したい」「周りに合わせて応募しただけ」といった状態で選考を迎えていることを、本人が一番理解しており不安を感じているというという事です。

但し、衛星要因も重要な情報となるので、しっかり整理してそれが実現できそうな仕事を共に考えるスタンスを取ることで、何が不足しているのかが分かってきます。

そして、今まで試して来た中で最も多いのが、「自己理解不足・仕事研究不足」のパターンです。

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