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『おんな城主直虎』28話 戦慄の今川デスノート

2017-07-19 13:48:02 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第28回「死の帳面」の感想まとめのまとめです。


切なさ返してください??



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■今週はルリ子様の回

ちょっと時系列遡って氏真ぼっちゃまご乱心、小道具さん涙目のあのシーンからです。
自害した義信の妻・鈴を奪還すべく動いたのは……


やすらがないお嬢大活躍の回。



■ちょっぴりお茶目な信玄公

デーンデンデンデンデンドゥンドゥンドゥン……
デーンデンデンデンデンドゥンドゥンドゥン……
デーンデンデンデンデンドゥンドゥンドゥン……


「お 待 た せ」

武田信玄が出たぞ。
あの、天災・人外とされるあの武田が出たぞ。


今川から鈴さん奪還のための使者が来たと聞いて追い返そうとする信玄餅。
しかしその使者がルリ子様だと知って。


「心の臓がいかれておったのではなかったのか。化物かあのばばは」

おまゆう(´・ω・`)


「晴信チッス」
「神仏からも嫌われる化物ばばあ枠チッス」

とナチュラルに挨拶を交わした後、義信を死に追いやった信玄餅に、イヤミたっぷりのお悔やみ申し上げるルリ子様。

目的でもある孫娘・鈴の返還をイヤミたっぷりに申し入れます。
でも鈴は大事な人質当然ながら信玄餅は「まだ武田に尽くし隊」「気鬱で引きこもってる」とかなんとか断ろうとするんですが。

「うるせえ晴信タヌキは黙ってろ。ところで追放したっていうパッパは元気してる?ああそういえば織田ね、やばいらしいから気をつけて」

寿桂尼様のイヤミが清々しいレベルなので、これはぜひゴミを見るような眼で信玄餅を見てやってほしいしなんだったら踏みつけて以下ry



■使えるものは何でも使えばいいんだ。

甲斐から帰ったルリ子様はすぐに北条へ。
ちょっと待ってさすがに心臓の病気抱えてんだからばあちゃん無理せんで……とぼっちゃまが止めるも。

「我が行くからよいのです。婆のこのありさまは哀れを誘いましょう」

ひえええ。
老いや病すらも、元夫ネタですらも手玉にとっちゃうルリ子様凄い。




■ぼっちゃま強く生きて


大河初登場・激シブ北条幻庵の力を借りて、鈴奪還に成功したかに見えました。
が、そうはタヌキがおろさねえ。

「人質は返すから、誓詞くれ」と言われ、もちろん「ふざけんなその開き直りどこの某国」と激怒する氏真ぼっちゃま。


「泣き言を言ったらそこで試合終了だよ」

寿桂尼様も幻庵様も言ってることはド正論なのですが、うーんつらい。
経験も知力も敵わない氏真ぼっちゃまにこれはつらい。
彼なりに一生懸命やってきていたってのはわかりますよ。
そりゃ最初のときは「あかん子…」だったけど、ここ数回においては格段の今川力。


「バッバみたく頭よくないもん。経験もないもん」




で、結果がこれですよ。





うーんこの高等遊民。


■どん底の前の平和


気賀城のパーリィーだよ!!!

城代はムロだよ、ワクワクしちゃうね!!

龍雲丸に好き好きビーム丸出しの殿だよ!!!



この人たち平和過ぎて、あと何回かしたらどん底に突き落とされるの怖すぎる。



■いじいじ氏真


話はまた今川に。
ただひたすら決済印を押すだけのいじけた高等遊民と、ガンガン飛び回る相談役。

上杉だろうと武田だろうと北条だろうと、水面下の交渉はルリ子様がしています。
氏真がするのは決済印を押すだけの仕事に、さすがにいじける氏真。
「龍王!」と思わず幼名で語りかけると


「こういうときだけ幼名で呼ぶのはやめてくれよばあちゃん」

うーんこの高等遊民。




■ぼっちゃまYDK

いじけた氏真を支えたのもまた女子でした。
正室の春さん。


「(今川を)つないでいかれるのは殿しかおられぬのですよ」

お前の今すべきことはなんだ!自信を持て!と励まされたぼっちゃまは……

「おばば様は今川の女子じゃ。華やいだ音に誘われて戻ってこられるかもしれぬ。もし戻ってこれぬでも美しい調べに送られて冥土へと向かわれるであろう」

氏真ぼっちゃま、エンジンスタート。



■受信料シリーズ


受信料の舞が……


受信料の調べが……


おおサッカーボーイ……


義元が笑点司会者の顔になってる…


これは美しい……



■泣けるタイプの今川


無事に意識を取り戻した寿桂尼様。
(さらっと書いたけどすげえな!)


「ばばはただ取り戻したいだけなのです。光に満ちた今川を。そなたと共に。今川のために」

「おばば様、龍王にお教えください。そのために何を成せばよいか」



今川泣けるやんけ今川ぁ。




■戦国大河ミーティング


えー、主人公不在で30分弱。
ぼちぼち時系列が追いつきます。
井戸端重役会議で、「そろそろ戦国大河やらないと菅田将暉が登場しないことになってしまう」とお二人が盛り上がっていました。

このままだと今川方として駆り出されるだけ。
寝返る支度をしなければならない、と戦国大河らしいことを話してるんですが。


但馬がもうナチュラルにニヤニヤしている。


■立派になりました。


酔っ払いから、大方様からお手紙届いたから会ってきたら?と薦められた直虎。

「大方様は私にとって敵であったのか味方であったのか」

そんなことはわからないし、最後になるかもしれないからあんまり考え過ぎないで本音でぶつかってみたら?と酔っ払い。
前までなら大方様に呼び出されて駿府行きって言ったら、ポメラニアンが大騒ぎだったというのに、直虎も立派になったものです。

あれ?今回ポメラニアンいます??


■もしも2人が親子だったなら


やってきました駿府城。


名産品の綿布を手土産にあれやこれや世間話。
と思ったらルリ子様が意外なことを言い出しました。


「そなた、あれをどう思うておる?」
「直親のことじゃ」


今でも恨んでいるか、と尋ねる寿桂尼様に直虎は答えます。


「家を守ると言うことはきれいごとでは達せられませぬ」

あのときただひたすらお家のために蹴鞠を蹴っていたあの子は、立派なおんな城主になった。
友人の命乞いのために来たときも、徳政を覆すために命からがら来たときも。


「そなたが我が娘であればとずっと思うておりました」

おんな城主を名乗ったばかりの頃、右も左もわからなかった。
不安な時を支えてくれたのが、女地頭の作った教えだった。


「これは女子が大方様がお造りになったのだと聞き、どれほど励まされましたことか」


「井伊殿。どうかわかがなき後も今川を見捨てないでおくれ。そなたの才覚を持って太守様を支えてほしいのじゃ」
「ご安心くださりませ」


切ねえなあ……
いずれくる死別が切ねえなあ……


「もし」の話は禁物だとはいうけれど、もしも寿桂尼の娘が本当に井伊直虎だったら。
歴史は少しずつ変わっていたのかもしれません。












あれ?BGMが不穏だよ???
感動BGMじゃないよ???





■忠義もへったくれも何も


何秒か前に、今川への忠義を誓ったはずの直虎でしたが


「それでも我らは寝返るのじゃの。すべての恩を忘れ」


そうだった、この人たち忠義もへったくれもない人たちだった
(ノ∀`)




■デスノート

同じく何分か前に切なくも心温まるシーンを作った今川家でしたが。


おや??

えっあっ。

ぼっちゃm……

えっあっルリk……

なにそのノート……


デスノートやんけ……


ちょっと。
直虎ちゃんもルリ子様も、



さっきの切なさ返してください。

バケモンとはいえ散々必死なおばば様と、しょぼくれていじけて高等遊民してる氏真ぼっちゃまをいせて。
今川ドリーム、そして家族愛、師弟愛からのこれよ。
今川デスノート。

ひっどい、ほんとにひっどい(褒めてる




■大河ドラマは引きが重要です。


衝撃の数分間を知るはずもない井伊家。

「徳川に使者出すってばかなのなんなの」って政次と直虎が夫婦喧嘩。

その徳川家では早速直虎ちゃんからお手紙届いて

瀬名ちゃんスライディングずさささささ

さて次週どうなる。



■次週!

第29回「女たちの挽歌」

うーんおちゃめな信玄さん。



■おまけ





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