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あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『おんな城主直虎』29話 まごうことなき寺田心、畳みかける貫地谷しほり。

2017-07-25 21:12:46 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第29回「女たちの挽歌」の感想まとめです。


目から汗が……



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■やんわりお断り

徳川さんち、直虎ちゃんからユーガットメール。
『うちと上杉さん、徳川さんで同盟組むのどうです?』


「すぐには返事は出来ぬが考えておく」

もしかして : やんわりお断り ?


でも使者のケツ山さんはこの表情。

筋肉の主張強い(久しぶりだから

後ろの坊さんの主張も強い。



■やすらぎの郷へ……

永禄11年3月でした。
先日、戦慄の今川デスノートを記した寿桂尼様でしたが…

寿桂尼様、やすらがれる。


「わがむくろ、やすらぎの郷に葬るべし」

うーんやすらがない!



■源ちゃんの中の人


「駿府、糸冬了のお知らせ」の空気が立ち込める中ですが、今週も重役会議。
その最中、お客さんが来ました。


信頼と実績の和田正人。

森下脚本における報われない幼馴染代表・源ちゃんの中の人登場に、政次もこの表情。

強く生きろ。


■源ちゃんが意外とえぐい

直虎が徳川にお手紙を送ったころ、武田さんちも徳川さんちに使者とお手紙を送っていました。


うーん、まさに魔神の手下顔。

徳川家臣の酒井さんが、この武田魔神もとい武田家臣の山県さんと先に手を組んでいました。
直虎ちゃんが提案した「上杉・徳川・井伊で武田ぶっ飛ばそうぜ構想」に乗っかったら、徳川は武田と織田を敵に回すことになってしまう。

そ れ は あ か ん 、とヤッス。

今年のうちには遠江に徳川が攻めてくる。
井伊はそれでもなお今川方として戦うのどうするの?徳川に味方するのどうするの?、っていう話でした。


「ぐぬぬ」

「ぐぬぬぬぬ。」



徳川か今川か、と言われたら
「言葉のアヤで今川に味方したい感じになってるけど、そうじゃなくてできれば徳川につきたいんす」と意思表明した直虎ちゃん。
そんな恩義や忠義の心のへったくれもない直虎ちゃんに、源ちゃんが
「では人質に、虎松様の母君を頂きとうございます」と思いがけぬことを言ったのでした。


「えーーー」

「ちょま」


「源ちゃんマジかよ」



ところで「直親は草葉の陰で怒っておろうの」と直虎は言ってたんですが。

……いやあ、どうですかねー(すっとぼけ




■貫地谷しほり劇場

「言いにくければ私の方からしの殿にお伝えしましょうか。太守様から下知があったと」
って政次は側室めいたことを言ったけれど。
「自分できちんと伝えてくる」と直虎、さっそく新野のお屋敷に来ました。


「要するに殿が大それたことをおやりになったせいで?私が?尻ぬぐいかよ」

「何故小さな国衆が戦の勝敗を動かせると思うのですか。あなたいつのまに真田昌幸ですか?」

「ここで謝ったって仕方ないんだから謝るなっつってんだろ!!」


まだ序盤ですが、貫地谷しほり劇場がフルスロットル。
ほんと大好物。

※なお、2月下旬の貫地谷しほり劇場がこちらです




■煽っていくスタイルリタ―ンズ


とはいえしのさんも戦国の女。
「こうなれば致し方ない」と状況を理解して虎松に説明しようとします。

でも虎松はまだ寺田心なので
「取り消し!取り消し!取り消し!」と直虎に言います。

さらには、「何か別の策があるだろう!」と和尚と直虎をけしかけ…


「殿は考えつかぬだけの阿呆なのではございませぬかぁ!」


「因果因果wwwwww」と笑い堪え切れていないにゃんけいさんは一旦置いとくとして……







ねえ直虎ちゃん、今どんな気持ち??
あのときの煽りがブーメランで返ってきて今どんな気持ち??


(※あの時の煽りについてはこちら→『おんな城主直虎』2回 鶴もかわいそうではないですか!!




■ハイレベル寺田力

カーチャン人質を阻止したい虎松。
「人質に出すのなら井伊にとって大事な人ならいい」ということなのですが。


「殿も女子ではないですか」って言っちゃう虎松マジ寺田力高い。

人質を出さない策を考える虎松ですが。


あやめさんお嫁に行き遅れてるしちょうどいいじゃん!って連れて来ちゃうのほんとこれ寺田力。




■もうこの2人が夫婦になればいい


虎松が泣き疲れるまで頑張った話を聞いたしのさん。
「詫びはいらぬと言われるかもしれぬが」と頭を下げる直虎に……


ペチッ。
(なかなかのいい音)


──詫びを入れるのはこちらのほう、虎松を焚きつけ過ぎた。
──自分は嫁に行くつもりだし、虎松の説得は自分でしよう。
──取引材料として使ってもらってもかまわない。


この話をいつか虎松に伝えてやってくれ、と話すしのさん。



……。



………。


もう直虎としの殿が結婚すればいいんだ!!!!!
しのさん、あのころメンヘラ女って言っちゃってごめんね!!!!



(※しのさんメンヘラについて→『おんな城主直虎』8話 直親てめえ!!!



■どすこい!貫地谷しほりと寺田心


しのさんは虎松に優しく語りかけます。

「母はやはり行きたくなってしまったのですが。行ってよいですか」
「そなたの父上はあるお家を仲良くしようとし殺されてしまいました。こたび母が嫁ぐのはそのお家と再び仲良くするためです」


(とあるお家と仲良くしようとしたら殺されてしまったくだりはこちら。→『おんな城主直虎』11話 歴史は繰り返す

──クズとはいえ父親は直親。
──無念にも倒れたその遺志を今なら継ぐことができる。


しかし虎松は納得がいきません。

「母上は虎松と離れたくないはずじゃ!母上は虎松のことが一番お好きなはずじゃ。一番大事なはずじゃ」

これは……


まごうことなき寺田心劇場だ。


「その通りです!虎松は母の宝です!」

そしてたたみかける貫地谷しほり劇場。


あれ、目から汗が……

寺田心と貫地谷しほりのぶつかり稽古が圧巻。





■スケコマシの面影

しのさんは嫁ぐ前に龍潭寺に植樹をし、虎松にあるものを贈りました。
それは…


スケコマシの笛。

もらったその日には上手く吹けなかった笛。
音が届いたのは、母と別れる日。


スケコマシの笛が鳴り響く母の出立。

(※スケコマシの笛に関してはこちら→『おんな城主直虎』20話 こちら井伊直親被害者の会




■そういうカップリングでいいじゃないか。

直虎もしのさんの意志と虎松の思いを受け止めました。
しのさんを松下家に出す条件として掲げたのはひとつ。

徳川が攻め入ってくれば抵抗はしないけれど、その後兵を出すようなこともしない。
新たな領地の安堵がなくとも構わない。
今ある井伊と気賀それ以上の安堵は望まない。



「我らの望むことは喜びに満ちた日々。井伊の目指すところは民百姓一人たりとも殺さぬことじゃ」

だから直虎としの殿が結婚すればいいんだ!!!



■首注意。


うっかりすると落涙止まらない感動展開だったんですが。

武田魔神家臣・山形県が「今川は上杉と結んでるの知ってるんだけど、今ここで遠江をくれれば忘れたことにしてやってもいいよ」って言い出した。


「武田てめえ」

と思ったら走ってくる音がダダダダダダダダ。



2年連続大河出演のヨシダ朝がどうなさった?
(『真田丸』のずんだ同好会ナンバー2の片倉さん)

「武田ふざけんじゃねえよ!!!!!」と朝比奈さんが取り出したのは……


わわっ!美術さんの本気!

いきなりそういう大河ドラマはじめないで!!!!



■武田☆信玄


その和睦を破ってる主が、こちらです。


「全てはとにかく鬼畜なハゲタヌキ・信玄の策と思える出来事であった」と梅雀ナレもドン引き案件。



しかしあれですね。
去年2016年はこう言ってたはずなんですよ。

「武田尊い」
「信玄公いっちゃいやだ」
「武田滅びちゃいやだ」


そう、確かにそう言っていたんです。



「優しくてそして哀しいお方」でしたよね。


『真田丸』の世界観にグイグイ入り込んだの、勝頼様パワーでしたよね。


偉大なる父・信玄に「叱ってくださいませ」って話す姿に滂沱の涙でしたよね。

(→『真田丸』1話「船出」2話「決断」

ところがどっこい、2017年はこれですよ。

「武田てめえ」
「武田死すべし」
「武田滅びちゃえ」


うーんうーん。



■change the world

このタヌキの態度を受けて、氏真ぼっちゃまが本気を出します。


「もはや、戦しかあるまい」

今川デスノート発動。




この夏公開『今川デスノート~寿桂尼 change the world ~』、お楽しみに!
同時公開『今川館炎上』もお楽しみに!



■次回!


やっぱり不穏な感じで終わった29回。
次回、第30回『潰されざる者』は…


政次もぼちぼちカウントダウンかな……


■おまけ







1 コメント

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心ちゃんかわいい (ミミ)
2017-08-30 10:29:27
以前から寺田心君はいくつなんだろう?と、その芸達者ぶりにちょっとびびっておりました。
しかし虎松としのさんの別れのシーンではグッとくるものがあり、感動しました。
そんな湿った空気を打ち破ってくれたのが、「スケコマシの笛」ということばの響き。
もう、買い物をしていても、思い出し笑いをしてしまい、周りから変な目でみられそう。。
ツボにハマっおります。
松ケンさんのアップも癒されます。(*^^*)
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