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『真田丸』19話「恋路」 私たちは同じ日に死ぬ

2016-05-17 15:43:26 | 大河
2016年大河『真田丸』19話「恋路」のネタバレ感想のようなものまとめ 



ああ、そうか。週タイトル「恋路」だった……。


※結構長めです。




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■見つからなければいいことです


17話、源次郎は茶々に大きな借りを作っていました。
それは父・昌幸が上洛したときに、秀吉に謁見できるよう茶々に口利きを頼んだこと。
その借りを返せと言わんばかりに、茶々は源次郎に「あの蔵を見てみたい」とせがみます。

もちろん源次郎としては、これは見つかったらやばい。
でも茶々が言った言葉は……


「見つからなければいいことです」

なんか聞き覚えあるなあって振り返ったら。
これ1話「船出」における真田源次郎信繁の第一声でした。

「見つからなければいいことですぞぉー↑」
三十郎と一緒に森の中を駆け抜けていった最初の登場でした。

もちろん、「船出」のときの「見つからなければ」と今回「恋路」のそれは、源次郎の置かれた立場も意味合いも大きく違うのですが。

で断り切れず、蔵の中へ。



武具の入った蔵の中へ入ります。
そこで止まったBGM。
茶々の心の内が開かれるような、一瞬ドキリとするものがありました。



■光と影



「私の親しい人たちは皆殿下に殺されました」


茶々が淡々と語りだしたのは自身の身の上。
哀しみという感覚を忘れるほどに、幼い頃から死も血も身近にあった茶々。



「幼い頃からおびただしい人が亡くなるのを見てきた」
「おかげで血を見るのか怖くなくなった」
「人が死んでも何とも思わない。自分が死ぬのも怖くない。」


淡々と、淡々と語る茶々。


「血の臭い。いったい何人の人を斬ってきたんでしょう。この血はどんな血?どんな人の体の中を…」

あなたは誰を斬ってきたの?
誰の身体を斬ってきたの?
誰の心を斬ってきたの?
私はここにいる。
あなたはどこにいる?


光に反射する刀身に何かを映しているように。
何かに憑かれているような目線にゾゾッと。
さすがホラーの名手、竹内結子。



ってところでドンガラガッシャーン。

 

思わず体を引く茶々を支える源次郎。
「死を恐れない人の驚き方ではありません」と声をかけるも。
源次郎にすがりつくような茶々。


「もう少しだけ。誰も来ませぬ」

おいおい、体育館倉庫かよ。
イチャついてんなあ。




■十徳きりちゃん


バレたら今年の大河終わっちゃう!ってところで。

 

いやほんっと、きりちゃんでよかった。

源次郎青春編でヘイトを集めまくったきりちゃん。
ヘビイな大坂編ではなくてはならない人になりました。




■茶々を攻める


寧様のお膝の上で、恋バナをするのは秀吉。
なんか可愛らしく仕上がってるんですが。


「茶々に惚れてもうた」
「この城はどんな城より落とすのが難しい。しかしそういう城ほど落としてみとうなる。かかならどうする?どう攻めればよい?」




「誰の膝で何言ってんのこのハg以下略」と呆れる寧様。
「こんなことかかにしか聞けないんだ!」と、ある意味究極のたらし文句を並べる秀吉。

戦国時代なんだから正室の寧も、別に側室に対して何も思わないでしょう、と思いきや。
それが『当たり前』だからこそ、寧様も何か思うところがあったんでしょう。



「ほんなら下手な小細工などせんと真正面からぶつかっていくしかありませぬ」

と言いつつも、複雑そうな表情が秀逸。



■ハモってしまった


聚楽第の話。

「源次郎と一緒がいいの!」とか言い切っちゃう茶々に、「ちょ、おま何言って」の源次郎。
偶然にも「いってらっしゃい」の声がハモってしまって……


「おっえらく息がぴったりだな!」

「あっれー、随分仲良しなんだねー!!」とニッコリ笑う秀吉。

歪んだ笑いというより、なんていうか。
手にかけてきた育ててきた籠り気味の姪っ子と、仲良くなった近所の優しい男の子を見る『普通の田舎のおじさん』のような。

これまでの秀吉の「怖い怖い怖い」な笑顔とは少し違う印象。




■大事なことなので2回言いました


ところがどっこい、こっちのおじさんは違いました。
以前は浅井家につかえていて、幼い頃から茶々をよく知っているという片桐且元。
胃袋痛いよ片桐殿。


「おぬしの父はたかだか信濃の小大名にすぎぬ。身分をわきまえよ。」
「わきまえよ」


大事なことなので2回言ってみた。

この片桐殿と源次郎のやりとりのシーン。
桜の散りが止まってたのが印象的。




■叔父上きたあああああ


さっきからおじさんおじさん言ってますが、何を隠そう私は叔父上ダイスキー。
なのでオープニングで栗原さんのクレジット出た瞬間にヒャッハーでした。



「徳川の下につくのは真田にとって決して悪い事ではない。少なくとも徳川から攻められることはもうない」

叔父上きたぁぁぁぁあああ!!!(歓喜

って叔父上が「徳川からはもう攻められることはないから大丈夫」って言ってるのに。
「駿府城どうやって攻めようかなー」とか言ってる昌幸パッパ。
例のごとく信幸は呆れた顔なのですが。

 
昌幸「もしわしが攻めるならここに陣を敷く」
信尹「なるほど。よき考えにござる」


昌幸の言葉を聞く信尹、信尹の言葉を聞く昌幸。

それぞれ聞いている側の表情が映されて、「この2人も兄弟なんだよね」と胸熱。


駿府攻めを考える昌幸。
茶々攻めを考える秀吉。

城と人じゃだいぶ違うんですが。
少しずつ昌幸が昌幸らしさを取り戻して、また秀吉に近づくんじゃないかなとかそんなことを思わせてくれました。




■姉上らしさ



「今のは実に姉上らしゅうございました!」

押し倒される源三郎がコントなんだけど、2人の笑顔に真田の郷を思い出す。
いやあ、序盤の数週間がすでに懐かしい。

松様早く小山田殿のところに帰ってあげて。
きっといい笑顔になって、そのあときれいな涙を流せる気がする。




■本多平八郎忠勝、折れてくれ


「真田の郷の皆さん元気かしら」
「こうちゃんとか元気かなー」
と脳裏に過ったそのあと。

真田信幸と稲(のちの小松姫)との政略結婚の話が持ち上がりました。

 
「稲は…それがしが…命を懸けて…育ててきた愛娘でございます…」

 
「平八郎ここはひとつ、折れてくれ」

稲の父・本多平八郎忠勝のこの清らかな涙。

その悲しみを真正面から受け取るかのような家康(目少し潤んでる?)。


そして本多平八郎忠勝、みなみちゃん泣き。
(『タッチ』のあのシーンの話)


さらに音もなく信幸の背後に。

命をかけて育てた愛娘。
それがもう手から離れてしまう。
別の男のものになってしまう。

父娘のそれは『恋』ではないのでしょうが、『恋路』のような切なさ。
まさかの忠勝の切なさ。




■「安房守www」


稲を信幸の嫁としてもらいたい、と言い出す家康。


「(ん?)」
「え?」


 
「いや大変ありがたいお話ではございますが、息子には我が亡き兄の嫁でこうと申す嫁がございます」

話す昌幸の後ろで「そうそう、嫁いるから。嫁がいるからムリムリムリムリ」って顔してる信幸兄ちゃん。

だがしかし家康くんは一枚上手です。
「離縁すれば済む話ではないか」

別れりゃいいじゃん、と。
さらに……

 
「これほどの良縁、まさかそれしきの理由で断るとは言わせぬぞ。安房守」

家康が喧嘩をふっかけてきた!
昌幸は乗ろうとしている!


家康の『安房守』の言い方の小馬鹿にしてる感ひどいぃぃ。
ていうか先週から家康がすんげームカつく……


 

昌幸の後ろに控える信幸が、昌幸越しに忠勝を見ているのですが。
おいこら顔、顔。




■真田源三郎信幸、泣いてくれ


家康からふっかけられた政略結婚。
とりあえずいったん保留で、真田は作戦会議。


「これは言ってみれば徳川から真田に人質を出すようなもの。むげには断れますまい」
「いずれにしても、断れば両家の間に波風が立ちます」


うむう、叔父上正論。
(てか叔父上自由だな!)


「使えるな」

使えるとか使えないとかの問題じゃないんだけど、いやそういう問題なんだけど。

 
「源三郎、ここは泣いてくれ」
「全ては真田のためじゃ!」


そう言われてしまっては信幸も返せる言葉はなく。
ましてや先週の父の背中を見たあとだとなおさら。

でも……


こうちゃんへの思い溢れる信幸、切ない。

てかBGMが暴走www



■娘を思う父、息子を使う父


そのころ、稲様のほうは。
ごねるごねる。
まあごねる。

「好きな殿御でもいるのか?」
と問いかける父・忠勝に対して。

 
「おりまする!……おりませぬ!」

忠勝パッパと家康が大好きなんだろうな、稲様。
この「どっちやねん」な駄々っ子っぷりから伝わってくる稲様の葛藤。
ああこれも切ない。


この結婚は殿のため、殿のために真田を探る。
そのことを忠勝から聞いた稲は。


「稲は間者になるのですか…?」
「喜んでお役目果たしまする」


だからBGMがおかしいwww
なんなの?何が始まるの?www


 

娘を思う父・忠勝、息子を使う父・昌幸。
それぞれの姿の対比が印象的でした。

(でも本当は昌幸パッパは信幸のこと思ってるって…)



■井戸エンドが迫る


そんな駿府城での政略結婚のことなど露知らずの源次郎。



見つからなければいいとか言ってて、見つかってる。


「許さぬ。真田源次郎…」

やばいよやばいよ、源次郎に井戸エンドがきてるよ……!!

「次週、『井戸』(終)」となるわけにもいかないので。
もっとやらなきゃいけないこといっぱいあるので。

秀吉はちくった片桐殿より、源次郎のことを信じることにしました。
と思ったら

 
「さてはお前茶々に惚れているな。それゆえ源次郎にやきもちを焼いたんだ、違うか!」
「ま…まさか!そのような!」


今度は片桐殿の胃壁が井戸エンド……!!



源次郎の表情がとても複雑そうなんだけれど、まあ生きるか死ぬかだもんなあ。
(やだよこんな大企業)


「もーーー勘弁して!!」と茶々様のお付き役を御役御免したいと秀吉に申し出るのですが。


「気持ちはわかるがもう少し茶々のそばにいてやってくれ。あれは淋しい女子なのだ。話し相手になってやってほしいのだ。なっ?」

わからん。
秀吉がわからん。

できれば前述の「普通のおじさん説」を信じたいのですが。
もしかして一周回ってやっぱり「狂ったおじさん説」なのかもしれない。


そんな完全に手のひらで転がされてる源次郎……



あかーん、まだ井戸エンド回避できていなーーーい。
清正が「同じ事してやろうか」のときと同じ目でみーてーるー。




■山吹



茶々様、と源次郎、とそれを狙う清正。
 

 

「これはね、山吹。母上様が大好きだった花」
と茶々様が摘んだのはヤマブキ。
花くらい受け取ってもいいじゃないかと言う茶々。



源次郎は受け取って、頭にさし、ドヤ顔をして清正に目線をやるのですが。

 

茶々はそれを手に取り、源次郎へ目線をあわせず「押し花にする」と。

茶々の気持ちを踏みにじったな、と何となく思いました。
茶々も源次郎もそれに気づいているな、とも。





■議題、源次郎の落ち度


大企業・豊臣建設で、命を狙われる源次郎。
これはやばい、と相談したのがまずはきりちゃんでした。


「隙があったんだと思うな」
「だからねえよ」


きりちゃん経由で秀次にも相談。


「惚れてないと?だとしたらお前に隙があったのだ」
「あっハイ」


秀次経由で石田殿に文を出して相談。
(だからヤマコー三成に文ネタwww)


「おぬしに隙があったからこういうことになったのだ」
「はいそーです。僕が悪かったんでーす」


で、今度は石田殿から大谷殿。
源次郎の人懐っこさについて


「だがそれが裏目に出ることもあるということ」
「わーかーりーまーしーた」


ヤケクソになってく源次郎www

あと個人的にドツボだったのが


「ほぅるぅぁ!ほぅるぅぁ!それを言ってんだよぉ!」

完全に田舎ヤンキーのきりちゃんwww




■次の一手


どうにかこうにか清正の手から逃れられそうな源次郎。
その源次郎に大谷殿が、『殿下の次の一手』を離します。


「九州から朝鮮にわたって明国に攻め込む」

文禄・慶弔の役が描かれるんですね。
これは楽しみ。


「加藤清正は九州平定の一年後、肥後で19万5000石の大大名となる。挑戦に上陸するのはその4年後のこと」

肥後の大名、せいしょこ様。
やりすぎ城、熊本城。
タイムリーな話題なだけに、ここも気になる。



■償い


そしてもう一度聚楽第。
ここで茶々様うっかり失言。

 
「蔵ですって!また一緒に見に行きましょうね!」

源次郎の「待て待て待て待て」
やらかした!と気づく茶々。
おいこら、と三成&大蔵局。

一同が必死に話を反らそうとするも……


「茶々。『また』とはどういうことだ?」

あわわあわわわ。

「殿下を欺いておりました」
と、秀吉と目を合わせようとしない源次郎。

うっすら涙を浮かべながら、源次郎に近づき……
(この間が超怖い、もうほんと怖い)



「よくもわしを謀ってくれたな。信じておったのに」

あ……秀吉、本当に源次郎のこと信じてたんだ……
茶々の寂しさを紛らわせてやってくれって、本心だったのか。




武具の蔵を見せたと話す源次郎に、秀吉がつく溜息。
茶々への償い。


「わしはお前に、これからは美しいものだけに囲まれて生きてほしいと思っておった。それゆえあの蔵から遠ざけた。」
「お前が見てきたたくさんの忌まわしきこと。それと同じ分だけ、いやその何倍もお前には楽しい思いをしてほしい。」


秀吉もまた茶々と同じように淋しかったのかもしれません。
だからこそ茶々の抱える淋しさに同調した。

この回に限っては『狂ったおじさん』ではなく。
『普通のおじさん』だったのかもしれません。




■光の下で


信繁にピントをあて。
少しボケたように茶々と秀吉。
明るい春の光の下で舞い散る桜。

 
「茶々にはのう。この世を去るときこう言ってほしいのだ。『茶々は日の本一幸せな女子でした』このわしが言わせて見せる」

後ろに源次郎がいることがわかっていて。
源次郎を人質にとるように茶々に思いを伝える。



茶々と秀吉に当たる光。
源次郎に届かない光。



冒頭の蔵のシーンを思い出します。


「殿下の側室になられることが茶々様にとって幸せかどうか、私にはわかりません。しかし側室をお断りになれば、茶々様はあまり幸せなことにはならないかと」

明かり窓からの光の量、というか圧力めいた光がハンパなかったです。
明るければ明るいほど、その影は暗い。

光を恐れるように、源次郎の陰に隠れるような茶々の姿が切なかった。
影を照らさないで、もう哀しむのはやめたんです。
人の死が怖いとか、別れが哀しむのもうやめたんです。
だからそこに光を当てないで、って。

茶々の暗い過去には、必ず明るく照らし出す秀吉がいた。
茶々がもうやめた『哀しむこと』を照らし出すような光。




もうひとつ。
「日の本一幸せな女子」

冒頭で源次郎が言っていた「幸せなこと」の意味。
茶々(淀殿)と豊臣政権の運命は史実に知られていることですが、この「幸せ」とは。

茶々にとっての幸せって、もしかして哀しむことなのかなとか。

このフレーズ、様々な解釈ができそうですし、きっと最終話までわからないのでしょう。




■因縁、予言


茶々は秀吉の側室になることとなりました。



「幸せな女子でした」と言ってみたい、と茶々。
これが茶々の本心なのでしょう。

そして源次郎に向きなおり、意味深な言葉を告げます。

 
「おかしな話をします。私と源次郎は不思議な糸で結ばれている気がするのです」
「離れ離れになってもあなたはいつかまた戻ってくる」


「そして私たちは同じ日に死ぬの」


ゾッとした。
何その予言。



その前後で源次郎の表情がまた。
一瞬何か見えているような、憑かれるような源次郎の目線が……

ああもう堺雅人ゲシュタルトが崩壊しそう。


「遠い先であることを祈っております」

そして源次郎は、決して「同じ日に死ぬこと」について否定はしない。
茶々に対する想いはあったのでしょう。

たとえそれが恋ではなくとも。
同情や興味、あるいは恐怖だとしても。
源次郎は茶々に思いを寄せていたんだと思います。




■山吹をのみ込んで




最後に茶々は源次郎に押し花を手渡しました。
物憂げにその山吹を見ている源次郎。

「あの方が怖い」と来たきりちゃんが、その山吹をパクリ。



茶々をのみ込んだきり。(のみこんだ?)
きりちゃんが、この先大坂編あるいはその後どうなるのか。






■盛者必衰




寧に茶々とのことを報告しに行く秀吉。
桜が気持ち悪いくらいに散っていました。
これから強い風が吹く、嵐が来る。
そんな前兆。




喜ぶ秀吉に対して、寧様の複雑な表情。
秀吉の肩越しに何を見ているのでしょうか。

秀吉は寧様について
「あれはもう夫婦というよりは戦仲間みたいなものだ」
といっていましたが、だからこそ寧様は悔しかったのではないかと個人的に思います。
女として、正室として、戦仲間として。

このあと、茶々が奥に入ったときも。
寧様は同じような複雑な表情を見せます。



桜は雨に打たれて。
そこに音はなく。




正室としてのプライド。
女としての意地。
あるいは、『戦仲間』として今後の秀吉を危惧しているのか。





危惧している人はここにもいました。
石田三成。


「茶々様を側室に迎えられるということは、殿下が信長公をのみ込み、超えるということ」
「この先殿下はどこへ向かわれるのか」


九州平定のあとの『殿下の次の一手』が示された回。
石田殿の言葉が重く響きます。


それにしても……

秀吉がのみ込んだ信長。
きりがのみ込んだ茶々。



■おわりのはじまり



「それは間違いなく秀吉政権が崩壊へ向かう最初の一歩であった」

幸せそうな茶々と秀吉が見ているのは、『美しい桜』
桜は散り際は美しいとはよく言いますが、盛者必衰、やがて散りゆく豊臣政権を暗示しているようでなりません。



■次回、前兆




お兄ちゃん、落ち着け。






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