妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

〈08夏、三浦半島夏探し〉三崎へ

2008-07-19 14:25:47 | ○08夏、三浦半島夏探し
止まり木にいるあのハリソンフォードを探すべく、海にやってきました。


横浜駅へ着くと良いタイミングで京急快特三崎口行き。
フリーパス片手にサクッと乗り込む。


【三崎】

三崎口の改札を出た瞬間、直射日光にウトウトしていた目が醒める。
「あっちい!!」
学生時代より遥かにノープランだったので、目の前に来た城ヶ島行きに乗り込むことにした。バスは混み合っていて、立ちながら車窓を眺める――と横に杖をついたおばあちゃん。
「つかまりますか?」
「どうも」
御歳おいくつくらいかしら。
杖歩行なら何かつかまるものがあれば腕の負担が楽になる。
「暑いですね」
「えぇ」
おばあちゃんの笑顔って可愛い。
それとなく後ろに立って、転倒のときに備えてしまうのは職業病かしら。

おばあちゃんに港で別れを告げて、私はバスを降りた。
どこかでおはやしの音が聞こえると思ったら、神輿がいた。
何のお祭りだろう、ずいぶん若い人が多い。
山車に乗る子供を見て、不意に今金の夏と小さな恋を思い出す。

三崎といえばマグロ丼、の前に市場に行ってみることにした。
一斉休漁の煽りだろうか、何となくシャッター色が目立つ。
それでも海の匂いが溢れる店内で、どれ一口。
「美味しいですね」
「安くしとくよ」
エヘヘと聞き流しまた次の店へ。

トロマンの看板が目について、気が付いたら思いっきりほおばっていた。
旅の醍醐味はやっぱり地方特産のB級グルメである。
「なぁにも真夏に肉まんじゃなくても」
これでマグロ丼はお預けになってしまったが、トロマンは予想外の旨さだった。

さて城ヶ島へどうやって渡ろうか、と一服していたら一隻の船がやってきた――『城ヶ島渡船』。
「おっ」
我ながらタイミングよくツイてると思う。
もしかしたら人生の『運』をこうゆう旅で使っているのかも判らないが、それはそれで悪くない。

渡船は貸し切りだった。
5分200円、クルージング。
波が目の前を横切ってその上をトンビが舞う。
道東のトンビと同じトンビだろうか。
なんて柄にもないことを考えたりもする。


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