フラスコな生活

フラスコ製の鞄とフラスコな生活を紹介していきます。

 

刻印ネジナットの話 その6

2008-02-28 | フラスコ 金具
http://www.k-bagspro.co.jp/


カットしたネジの断面に
金属のバリ(出っ張り)が出来てしまうため
金づちで軽く叩いてバリ(出っ張り)をなくします。
この作業をカラクリといいます。

カラクリの目的ですが二つあります。

まず一つ目は、
この金属のバリ(出っ張り)をなくす事です。
そのままの状態にしておくと
指を切るなどの怪我をするおそれがあるため
金づちなどで軽く叩いてバリをなくします。


さてバリを取るカラクリのやり方ですが、
まず金づちを用意します。

金づちには平らの面と丸い面とありますが、
平らな面を使用すると
製品にキズをつけてしまう危険性があるため
丸い面の方を使用します。

周囲を軽く叩きながら
立っているバリをつぶしていきます。

叩いてみては、触って指が引っ掛からないか?
確認して引っ掛かるようだったら
また叩いてと繰り返します。
これを指が引っ掛からなくなるまで続けます。

もしご購入されたお客様が
指に怪我をされたら大変な事になりますので、
細心の注意をしてこのカラクリの作業をしています。