フラスコな生活

フラスコ製の鞄とフラスコな生活を紹介していきます。

 

おフランスの話 その5

2008-07-02 | フラスコ 芯材
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インポートの修理品は、
いろいろな発見があるし、
勉強にもなるし、
本当におもしろいなぁーと思います。

ましてや今回のような
おフランスの有名ブランドの鞄となるとなおさらです。
(お金出して買ってきなさいと言われそうですが・・・。)

しかし、
鞄の芯材一つとってみてもこんな調子なので、
いろいろと参考になる部分が、
その他にも多数ありました。

ミガキと言われる色塗りの部分だったり
縫いのステッチの部分だったり
ステッチをきれいに見せるための針の選択だったり
きれいに見せるための革漉きの部分であったり・・・。

あらためて、
このおフランスのブランドは、
商品の見せ方が、上手いなと感じました。

ただ・・・。

おフランスの話 その4

2008-07-02 | フラスコ 芯材
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日本では芯材として、
あまり使われていないということは、
材料屋さんに問い合わせしてみても
無いという事になります。

無いとなると?
やたらに気になってしまい
いろいろなところに問い合わせてみましたが、
使えそうなコルク芯は、
やはりありませんでした。

欧州では、
それこそワインの栓に使われているので
比較的にお手軽に
手に入る材料みたいですが、

日本では、探してみても
芯材として、
使えそうなコルク芯はありませんでした。

いろいろ探していった結果
似たような素材として、
リサイクルレザーというのが、ありましたが、
似てはいるが、
雰囲気やタッチ感がちょっと違うのかな?
という気がしました。

なかなか難しいですね。

おフランスの話 その3

2008-07-01 | フラスコ 芯材
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中をあけて、
どんな芯材が使われているのか?

インポートの修理品をやる時の楽しみの一つです。

今回も預かった
修理品の中をあけて見てみると・・・。

今までにあまり見たことのない
芯材が使われていました。

それは、コルクでした。

日本では、ほとんど使われることは無いと思います。
なるほど!さすがだなぁーと感心しました。

コルクなら革との相性もいいだろうし
革にも馴染むだろうし
芯材としては、
ものすごくいい芯材だと思いました。

いいと思う事は、早速真似をしょうと思い
材料屋さんに連絡をして、
コルク芯を取り寄せようと思いました。

しかし・・・。

モニタ-開始!と芯材の話。

2008-01-05 | フラスコ 芯材
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写真のフラスコAC1002 A4ダレス(背ポケ付)型ですが、
昨年2007年2月5日からすでに使用を開始しています。
なぜ?この「鞄」を選んだのかというと
フラスコ・ジャパン・プロジェクトの一番最初に企画されて、
一番最初に出来たプロトタイプが、このA4型ダレスだったため、
思い入れも強く、この「鞄」を選びました。 
職業柄どうしても鞄を丁寧に扱ってしまう気持ちが、働いてしまうのですが、
それでは、モニタ-の意味が、無くなってしまうので、
自分なりにかなり雑に使っています。 

もうまもなく一年になりますが、今のところ大きな問題は、ないと思います。
変に型崩れを起こす事無く、ダレスのフォルムは、保たれていると思います。
よく一年も使用すると鞄の中の芯材が、折れてしまい丸まって、
変な型崩れを起こして、例えるならスルメのような鞄を見かけますが、
今の所そんな問題は、起きてません。
そうならないための補強芯が機能しているからだと思います。
芯材には、立て目と横目があり必ず曲がりやすい方向と曲がりにくい方向が、あります。
それを組み合わせる事によって、強度を強くして型崩れしにくく、してあります。
芯材の厚みも下は、0.4mm~2.0mmまであり、紙質の種類も何種類もあります。
芯材の選択が、最も頭を悩ませる部分でもあります。
鞄のサイズによっても変えますし、鞄のかたちによっても変えます。
革が変われば当然その革に合わせた芯材を使用しないといけません。
やわらかい革なのに硬い芯をつかったり、かたい革なのにやわらかい芯をつかったりしたら
アンバランスな商品になりますし、革の素材にあってないので、鞄のかたちには、なりますが、
使用してると必ず問題が出てくると思います。
スルメ現象もその一つだと思います。
芯材も安いものから高いものまであります。
どれを選択するかで、鞄の強度も大きく変わります。
 
大切なのは、
その「鞄」に合っていて、ある程度の長い使用に耐えられて、
型崩れなどしにくい芯材を選択する事だと思います。
値段で決めても安易に決めてもだめなんだと思います。

普段あまりクロ-ズアップされない芯材の話からさせてもらいました。
それでは、また!