奈良東大寺の大仏様が座っているハスの花びら
あれって創建当時のものが残っている
数少ない一つなんだけど
絵が 線彫りで描かれているのは見たことが
ある人はあるだろう
解説本には
蓮華蔵世界を 図解してあるけれど
私が目を付けたのは
螺髪(仏像のタニシみたいな天然パーマの塊)から
線がふにゅふにゅのびて
その先に菩薩様がいる
面白い
ほら 線が出てその先雲 その上に菩薩様がいる
象徴的表現と とった
毘盧遮那仏が思うことから
一つ 宇宙が生まれる
そういう感じ
曼荼羅だね
これも
仏教徒ではないのだけれど
仏教が描く宇宙観というのは
あまり科学知識がない私が
宇宙ってどういうものだろうと想像する
泡宇宙 とかという言葉を聞いて妄想することと
ものすごく
類似する
だから 仏像を見るのが面白くってたまらない
さて薬師如来だけど
この如来さんのいるのは東の宇宙
瑠璃光浄土 っていうんだって
名前を聞くと ↓ 瑠璃原石
宝石だあ!と よだれ
薬師如来さんの
菩薩時の
1.光明普照(自らの光で三千世界を照らし、あまねく衆生を悟りに導く。)
2.随意成弁(仏教七宝の一つである瑠璃の光を通じて仏性を目覚めさせる。)
3.施無尽仏(仏性を持つ者たちが悟りを得るために欲する、あらゆる物品を施す。)
4.安心大乗(世の外道を正し、衆生を仏道へと導く。)
5.具戒清浄(戒律を破ってしまった者をも戒律を守れるよう援ける。)
6.諸根具足(生まれつきの障碍・病気・身体的苦痛を癒やす。)
7.除病安楽(困窮や苦悩を除き払えるよう援ける。)
8.転女得仏(成仏するために男性への転生を望む女性を援ける[2]。)
9.安心正見(一切の精神的苦痛や煩悩を浄化できるよう援ける。)
10.苦悩解脱(重圧に苦しむ衆生が解き放たれるべく援ける。)
11.飲食安楽(著しい餓えと渇きに晒された衆生の苦しみを取り除く。)
12.美衣満足(困窮して寒さや虫刺されに悩まされる衆生に衣類を施す
この12の請願を立てたのだそうだ
もう欲深な衆生は喜んでついていきそう(8を除く)
12神将をお供にするのは この12の請願と関係あるのかな?
私が初めて立派な薬師如来を見たのは
中学の修学旅行で
薬師寺で
まあ美しかったこと
15歳の少女は感激した
光背の後ろからは覗き見られる穴が開いている
そういう穴は必ず見逃さない
で仰天
台座に 変な鬼みたいなのがいる
しかもおへそはハート形だ!
ほら 丸っこいけれどハート形に見えたのよ
中学生の私は
友だちを呼んで 見て見てこのおへそ!
とさわいだ
この鬼みたいなのは
インドの神話から来た十二薬叉というのだけれど
これが後に十二神将になるわけだ