遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

芸術ってはかない

2010-03-13 06:10:25 | ブログ

等伯展に行って

それなりによかったけれど

こういう美術的な芸術作品は

保存のために

収蔵庫とか美術館に保護されて

全く様相が変わってしまう

それは仕方がないことなんだけれど

はかないなあと思う

 

私が若者だったとき初めてこの絵を見に行ったとき

夕日が智積院の大書院の前の池に反射して

これらの障壁画に揺らめきながらあったっていたのでした

障壁画は

いわば

インスタレーション

(展示空間そのものを芸術的に構成してみせる現代アートの手法)

だよなあ

と思う。

収蔵庫で見ると

それは別物?

今、智積院の大書院にはすさまじいレプリカが飾られているし

余計そういうことを感じる

 

もう

特定の空間の中で鑑賞することは出来ない

仏像などもそうだ

 

前に拝観したときは暗いお堂でご住職の話を聞きながら拝観したのに

次回行ったら

ご住職は亡くなり

仏様は耐火式の倉庫に入ってたなんてよくある

(これは千葉の蓮蔵院というところにある鉈彫りの聖観音様のこと

これカヤの木さんで出来てる!)

 

Butsuzo

翻訳の本を読んでも感じる

その土地のいろいろなことが不明なまま読んでいると

実は

全く異質のものを読み取ってる

 

芸術ははかないけれど

????

と探っていくのは面白くもある

 

 

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっぱり私は  あれ?臭く... | トップ | 今日は暖かいが息苦しい »

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全ては (hanamegane)
2010-03-13 07:48:09
関連(縁)の中に
存在する
ということなのでしょうか

目の前にいる人も
他の人が見るのとは
全く別の面を見ているのかもしれません

また
時が違えば
別の側面を見せてくれるかもしれません

一期一会

怖いといえば怖いですね
hanamegane 様 (遊工房)
2010-03-13 08:30:18
いつも
先生の記事を読ませていただいて色々考えます
であったことが
かけがいのない幸せでもあるので
はかないなんて
泣いてちゃいけませんね
「出会った事が (ゆすらうめ)
2010-03-13 09:53:34
掛け替えのない幸せ」
この言葉にジーンときちゃった。[E:heart]
カヤの木肌は碁盤で知ってます。綺麗なお姿の聖観... (kazuyoo60)
2010-03-13 10:56:24
無限でないから愛おしい、そうは思いますが、昔と同じ輝きが消えるのは惜しいです。
奈良の大仏も金ぴかだったそうですが、今の方が私は好きかな?。(笑い)
ゆすらうめ 様 (遊工房)
2010-03-13 11:22:34
そうだわ
出会えて幸せな
ブログ仲間[E:heart01]
[E:heart]
kazuyoo60様
大仏様の今のお姿は1300年の
人々の祈りも作り上げたお姿ですね!
一期一会・・・そうですね。 (hisako-baaba)
2010-03-13 13:10:33
数日前に、ギャラリー見てきて、「かやの木さん、完成したの」と訊こうと思ったら、まだ手直しするのですか。
すっかり出来たら教えてね。
hisako-baaba様 (遊工房)
2010-03-13 13:47:13
三月中には何とか完成させて
お話
とりさん用にとりかかりたいのです
久子さんの語りの記事がとても参考になります
ありがとうございます

コメントを投稿

ブログ」カテゴリの最新記事