鹿の子百合

おはようがんす
夏だから暑い、、、至極当然、
でも、夜の寝苦しさも１０時を過ぎれば解消される、家の表も裏も網戸にして寝ると、夜更けには涼しすぎて目覚める、まごまごサッシを閉める
田舎の良いところはここかな、、と時々思う
夕べの嵐のような雷雨は延延と５時間も続き、世間の色々な塵や芥を流し
朝の空気も景色もさわやかである。
我が家では、お盆に祖霊が来る時季になると鹿の子百合が咲き出す
代代の祖先たちが大事にしていたものであろう百合の一塊が増えもせずさりとて絶えもせず毎年同じ場所に同じ時期に咲く
何の変哲も無いそのことが、家が何十代も続く事の基であろうと考えている

日曜日の朝からデッサンをはじめ、炎天中の１１時まで掛り、熱中症にならないうちにと家に入る、長めの昼休みを取った後から色付けをしても夜９時まで懸かったが未だ仕上がらず、翌朝早起きをして仕上げた、
日一日と老齢化して行き全てに時間架かる、口惜しいことである

良くよく頭に入れた積りでも細かい処の色具合が分からず終に一輪手折りて来る
近くにおいてみると実によく出来ている花である
多くの生きもを創った神々たちは実に微に入り細に亘って考えたものだと感心する
一年に一度の里帰りをする祖霊を迎える環境が少しずつ整ってくる
　
そんじゃあ又　　　　　遊童子