おなかもいっぱいだし お部屋も暖かいし 今日はお散歩の途中で大好きなおじさんがビーフジャーキーくれたし
幸せ 幸せ
私の父は鉄を曲げる職人です。鐵工場を経営していました。72歳の今も、自分の工場はたたんだものの、仕事はずっと続けています。
その職人を支え続けて四十数年。母もまた職人です。
私が子供の頃は、昼は(ときどきは夜も)工場で父を手伝い、たまの空き時間にはミシンを踏んでいました。洋裁が大好きな母は、忙しい合間を縫って私たち姉妹におそろいのワンピースやスカートなどを縫ってくれたものです。
以前は、父の作業着の繕いもミシンが活躍していました。
時間がたっぷりある今の母は、「指先を使うとぼけないっていうから、この方がいいかなと思うの」と、チクチク手縫いで継ぎを当てています。
今どき継ぎの当たったズボンなんて、と言われそうだけど、こうやって母のぬくもりを父もちっとは感じてるんじゃないかなとも思います。
継ぎを当てる作業着に、もうお役ご免の古い作業着の丈夫な布の部分を当てていきます。
大きく当てて、針を上から下へ、下から上へとぐ、ぐっと刺していきます。
完成すると大体はこんな感じになるそうです。
丈夫にするには布を何枚か当てればよいけど、それだともともと地の厚い作業着なので、針が通らなくなってしまいます。
まさに職人技です。
うちのよくある朝食風景。
パン(ますやの本食が最近のお気に入り)
リンゴ(ジョナゴールド)
ヨーグルト(ブルガリアヨーグルト)
コーヒー(何でもOK)
サラダ(あったりなかったり、ない方が多いなあ)
私はパンに「ソフト&バター」とメープルシロップを塗るの。おいしいよ!
ところが、この「ソフト&バター」がまもなく底をつきそうになり、一緒に食べてた息子が「もうバターないじゃん」と言うのだけれど、「まだ、残ってるっしょ。その中にちぎったパンを入れてつけて食べて」と私。
彼にしれみれば、バターはもうないという認識で、私にしてみれば、あと1回分はあるという認識。
どうも男性の多くはこのしみったれた作業には嫌悪感を感じるよう。
でも、有機物質を残したままじゃゴミに捨てるときにも大変なんだから、やっぱりぬぐってでも食べてちょうだいな。