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いのちと放射能 (ちくま文庫) 価格:¥ 588(税込) 発売日:2007-09-10 |
柳澤桂子さんの「いのちと放射能」
本屋さんの震災関連図書のコーナーで見つけました。
放射能のこと、ちゃんと知りたいなと思っていた矢先に見つけました。
柳澤さんの本は何冊か読みましたが、この本のことは知りませんでした。
福島原発のことが起こらなかったら、手にすることはなかっただろう本です。
もう50日以上たつというのに、なかなか気持ちが平静に戻りません。
ただ、震災のことを考えている時間が、確実に減ってきました。
一時は、携帯で暇さえあればニュースを確認していたような状態でした。
ときどき、被災地で何かボランティアでも……という衝動にかられますが、まずは私の身近でできることを、と冷静に考えられるようになってきました。
冷静かどうか、ちょっと怪しいけれど、この「いのちと放射能」。自分の分を入れると4冊買い求めました。
3冊は本好きな知人に「読んで、読んで」と押し売り。
自分用の1冊も、今日教室に見えた生徒さんに、「読んでみて」と貸し出しました。
そして、私がただいま読んでいる最中なのが、こちら。
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キュリー夫人伝 価格:¥ 2,310(税込) 発売日:2006-03 |
小学生のときに、子供向けの伝記を読んだことがありました。
なんて立派な人なんだろうと思いました。
これはキュリー夫人のお嬢さんが書いたものです。
(夫人のお嬢さんって、変ですねえ)
科学者の伝記なのだけれど、どんどん読み進みます。
お嬢さんがお母さんをどんなに愛しているか、もちろん、夫人が家族をどんなに愛していたか、どのページからも伝わってきます。
キュリー夫妻の放射能の研究は、柳澤桂子さんの発生の分野の研究にも欠かせないものです。
深い世界です。