制作好房

初志貫徹 ~志無くして進歩なし

曳山回顧(昭和51年愛宕町)

2016年07月14日 20時20分40秒 | 土崎港曳山祭り
今日、明日と会社の飲み会連チャンで明後日の朝にこちらを車で出発しますので、
絶対に二日酔いにならないように気をつけないと。

本日は、人形がこの前の「食と芸能大祭典」と同じセットということで
昭和51年愛宕町さんです。


外題 「勇武の花 豪快乃龍」

中国の小説「水滸伝」の話。
魯智深(左側)と史進(右側)が凶賊である崔道成(後ろ)を退治したという場面。らしい。
この写真では見えにくいですが、後ろの人形を手前の裸二人がやっつけているという構図なんですね。
なんとも興味深い配置なので真正面からの写真が見てみたいところです。

この裸二体、昔の写真など見ていて黄金バランスだと思っていましたが
設定が仲間っていうのはこの時だけじゃないですかね?
この二体のセットは私の大好きなセットなのですが、
この前みたいなイベント山車を除けば一番直近では
平成8年の壹騎町二区さんで使って以来一度も無いのではないでしょうか。
贅沢セットなのでなかなか同時レンタルは難しいでしょうね。
平成8年壹騎町二区さん



見返し 「高官は さじき見物 大芝居」

時代背景が分からずなのでなんとも言えませんが、
右手が骨折してる高官の話とか・・



当方HP↓(写真の人形と関係ございません)


曳山回顧(昭和51年統前将軍野三区)

2016年07月13日 20時41分33秒 | 土崎港曳山祭り
暑さも激しくなり、祭りの匂いをリアルに感じる頃となりました。
本日は将軍野繋がりで将軍野三区です。


外題 「豪将景政 執念の一撃」

目に矢が刺さったまま敵を殺したという「後三年の役」の一場面。
矢を抜いたのは敵を殺した後とのことなので、まさにこの人形のような状態だったのでしょう。
その目を洗った川で育った魚が盲目だったとか、
景政の最期も右目に矢が刺さって死んだとか諸説は色々あるようなので
どこまでホントか分かりませんが、題材としては使いたくなる場面です。

この攻撃人形、この時のように右手の向きが横向きになっている時期がありましたが、
刺しにいってるのでこの刀の刃と棟の向きは逆かなと。
(土崎港曳山まつり写真集(第二集)で発行者さんも同じようなこと書いてましたが)
少しの違和感はおそらくその刀のせいでしょうが、
二体でもバランスよく全体としてかっこいい山車です!


見返し 「遊芸の尺八 人生行路」

まだ私は生まれてないので時代背景は分かりませんが、
本物の尺八を持ってるっぽいですね、新平さんw( ̄o ̄)w
将軍野三区さん伝統の「世界に響け平和の囃子」いつからでしょうか。



当方HP↓(写真の人形と関係ございません)


曳山回顧(昭和51年統前将軍野二区)

2016年07月12日 22時50分37秒 | 土崎港曳山祭り
昨日、写真のアップに手こずったせいで今日は寝不足ですが、
本日はお隣り、将軍野二区。
なにやら雲板さんのお父様が委員長だったようで。
伊藤家とはなんだかんだ繋がりが深い。



外題 「荒野に靡く 征夷の旗風」

外題は何度も使われる、土崎に縁のあるお話なので改めて何も書きませんが、
この人形の組み合わせはなかなか見ることができないレアものです。
↓この平成11年9月おなごりフェスティバルin能代の時くらいしか見たことがないような。

大きいヤラレに対してはこれくらい手を振りかざした人形の方がバランスがいいですね。
この主役も今と昔では両手の角度が全然違いますが
個人的には腕を高く上げている昔の方が迫力あったかなと。

さて将軍野二区さん、この同じ外題を平成15年の統前でも使っています。
同じように岩をブン投げているといった構図でしょうか。

昭和51年の方は突き出しの人が岩に当たって気を失っているような・・
躍動感があって良い山車。そして凄いタイミング。笑
そんな岩の配置や人形などを含め、昭和51年の方が動きがあって好きですが
いずれにせよ、両方バランスがよくて良い山車ですよね。


見返し 「黒い翼に 揺れるミキ」

見返し札が横にくっついてる!
昔の写真を見る度に今の祭りの窮屈さを感じてしまうのは私だけでしょうか。



当方HP↓(写真の人形と関係ございません)


曳山回顧(昭和51年統前将軍野一区)

2016年07月12日 00時11分02秒 | 土崎港曳山祭り
※ あくまでも個人の感想ですので悪しからず。

しばらく間が空きましたが、亡き祖父の声がしたのでしばし再開します。
祭りまであと僅かですが可能な限り毎日アップしていきます。

2年振りの一発目は祖父が委員長だった統前将軍野一区から。


外題 「智略剛を制す 快挙の姉川」

姉川の戦いの折り、 朝倉方の真柄十郎左衛門が五尺三寸(約175センチ)の太刀「千代鶴の太郎(太郎太刀)」をかざして奮闘したが、
本田平八郎の舎弟、向坂三兄弟に討ち取られてしまう。
本田平八郎忠勝、大河ドラマ「真田丸」でもいい豪傑振りですが
この時は舎弟の向坂が間に入って真柄を討ったらしい。
正直私はこの戦いに関してあまり知りませんでしたが、
この時に真柄を討ち取った太刀は「真柄斬り」と名付けられて、名刀の一つになっているとのこと。(wikiより)
名刀なのにこの山車では槍を・・なんて細かいことはまあいいか。

この外題札、私が小さい頃から祖父の家に置いてあったおかげで
今見るだけでも祖父との思い出が蘇り、熱くなるものがあります。
一文字見るだけでもじいさんの顔が・・

人形は今で言う統前っぽくないけども、
統前だからって決まった人形乗せる方がおかしい話ですからね。
人形の顔についてですが、
攻撃は去年の南幕、ヤラレは清二ってとこでしょうか?


祖父の若きドヤ顔。


見返し 「脱税も 申告漏れも 億単位」

この時代って燈籠短い時代が10年くらいありましたよね。
これが伝統かと言われたらそうではなく、試行錯誤の時代だったんですね。
娯笑会の方々いい味出てます。私にはわかる方はおりませんが・・



当方HP↓(写真の人形と関係ございません)