昨日・今日と、新年初発のイベントを行いました。
『明治維新をとらえ直す』の著者である立命館大学の奈良勝司さんにお願いして、昨日は山梨県甲府市の「本と喫茶 カピバラ」さんにて、著者ブックトークを、また本日は東京経済大学で公開講義をしていただきました。2つとも、東京経済大学の早尾貴紀さんのお骨折りによるものです。
お二人には深く感謝申し上げます。また、ブックトークのコメンテーターをお引き受けいただき、見事に本書の核心を衝くコメントをいただいた森元拓さん(山梨大学)、有り難うございました。
まず、昨日の「カピバラ」さんでのブックトークですが、10名強の参加者のうち、8名がサラリーマンの方や主婦の方といった専門研究者ではない方々。殆ど常連さんのようで今回のようなブックトーク以外にも、2週間に一度くらいの頻度で人文・社会科学系の学術書の読書会を続けておられるとの事。どの本を読むかもメンバーで決めて参加者が回り持ちでレジュメを作り発表をしながら読んでいくという方法だそうです。
これまでもボーヴォワール『第二の性』やアーレント『イェルサレムのアイヒマン』、プラシャド『褐色の世界史』といった本を読破してこられたそうです。本当に素晴らしい。
こういう場所が全国に広がっていけば、学術書がもっと読まれるようになっていくに違いありません。
また、本日午前は東京経済大学での公開講義でしたが、これまた学生さんだけでなく、多くの市民の皆さんに来ていただき、講義終了後も質問が途絶えず、教室の外の打ち合わせスペースで何人もの方々と奈良さんとの対話が1時間近くも続きました。
こんなに熱心に勉強をされる方々がいることに私は大いに勇気づけられました。
学術書が「売れない、売れない」と嘆いていてもダメなので、こういった皆さんに喜んでいただける本を出版し続けていくことはもちろん、さらに学術書読者の数が増えていってくれるように、色々と実践していかないといけないなあと思った次第です。
新年早々、ものすごく良い経験になりました。

「カピバラ」さんでのブックトーク風景

東京経済大学の公開講義風景(前部だけの写真なので、空いているように見えますが、大教室で聴講者が後ろに固まっていたためで、全員で150人くらいはいたと思います)。
『明治維新をとらえ直す』の著者である立命館大学の奈良勝司さんにお願いして、昨日は山梨県甲府市の「本と喫茶 カピバラ」さんにて、著者ブックトークを、また本日は東京経済大学で公開講義をしていただきました。2つとも、東京経済大学の早尾貴紀さんのお骨折りによるものです。
お二人には深く感謝申し上げます。また、ブックトークのコメンテーターをお引き受けいただき、見事に本書の核心を衝くコメントをいただいた森元拓さん(山梨大学)、有り難うございました。
まず、昨日の「カピバラ」さんでのブックトークですが、10名強の参加者のうち、8名がサラリーマンの方や主婦の方といった専門研究者ではない方々。殆ど常連さんのようで今回のようなブックトーク以外にも、2週間に一度くらいの頻度で人文・社会科学系の学術書の読書会を続けておられるとの事。どの本を読むかもメンバーで決めて参加者が回り持ちでレジュメを作り発表をしながら読んでいくという方法だそうです。
これまでもボーヴォワール『第二の性』やアーレント『イェルサレムのアイヒマン』、プラシャド『褐色の世界史』といった本を読破してこられたそうです。本当に素晴らしい。
こういう場所が全国に広がっていけば、学術書がもっと読まれるようになっていくに違いありません。
また、本日午前は東京経済大学での公開講義でしたが、これまた学生さんだけでなく、多くの市民の皆さんに来ていただき、講義終了後も質問が途絶えず、教室の外の打ち合わせスペースで何人もの方々と奈良さんとの対話が1時間近くも続きました。
こんなに熱心に勉強をされる方々がいることに私は大いに勇気づけられました。
学術書が「売れない、売れない」と嘆いていてもダメなので、こういった皆さんに喜んでいただける本を出版し続けていくことはもちろん、さらに学術書読者の数が増えていってくれるように、色々と実践していかないといけないなあと思った次第です。
新年早々、ものすごく良い経験になりました。

「カピバラ」さんでのブックトーク風景

東京経済大学の公開講義風景(前部だけの写真なので、空いているように見えますが、大教室で聴講者が後ろに固まっていたためで、全員で150人くらいはいたと思います)。