有志舎の日々

社長の永滝稔が、 日々の仕事や出版・学問などに関して思ったことを好き勝手に 書いていきます。

5月6日(日)に「本とBookの交換市」開催します!

2018-04-20 14:07:53 | シンポジウムなどの情報
今年も5月6日(日)の午後1時~4時に、高円寺北口駅前広場にて「本とBookの交換市」を開催します。
有志舎もブースを出して、歴史書などをどどーんと交換に並べます。
それに、知り合いの出版社の方からも交換用の本を寄贈いただけるそうなので、去年に比べて品揃えがグッとよくなると思います。

そして、今年はbook券という「しおり」や缶バッジとしても使える交換券(高円寺ゆかりの文学者をそれぞれデザインしてあります)を使っての交換になります。
本を交換に来てくれた方には、これらのBook券を差し上げます。「しおり」・缶バッジとして持って帰ってよし、会場でお好きな本と交換してもよし、です。

さらにさらに、高円寺周辺の書店・カフェ・公園などを載せた「高円寺Bookマップ(2018年版)」も無料配布します。
このマップを見れば、本をゆっくり吟味したり、読書できる場所を知ることができます。会場で本をゲットしたあとは、マップにあるカフェでゆっくり読書というのもいいですよ。

加えて、フォークシンガー・世田谷ピンポンズさんのライブもあります。「本が育てる街・高円寺」のテーマ曲「ブックタウン」もきけます。

というわけで、今年は盛りだくさんです。

なお、このイベントを手伝ってくださるボランティアの方と、交換本のブースを出していただける方を募集中です。
難しいことは何もありませんので、「ちょっと楽しそう」と思った方は是非、以下までメールでご連絡ください。
お待ちしております。

honmachi.project@gmail.com




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「本とBookの交換市」で差し上げますよ

2018-04-19 12:05:46 | シンポジウムなどの情報
5月6日(日)に開催する「本とBookの交換市」で会場(高円寺駅北口広場)で使っていただく△Book券(さんかくブックけん)、ただいま裁断中です。
これは本との交換券であると同時に、実際に本に挟める「しおり」としても使えます。
Book券はあと、□(しかく)と○(まる)もあります。□は同じように「しおり」として、○は缶バッジとして使えます。
それぞれ、高円寺にゆかりの文学者の似顔絵と作品のなかから一文を載せています。
△Bookは吉川英治(大正期に高円寺在住でした)。
一文は、名作『宮本武蔵』から巌流島の決闘での有名なセリフをとりました。
では、○と□は誰でしょう? それはまた改めてお知らせします。

5月6日の会場で、持って来ていただいた本と交換でこれらを差し上げますよ。そして、このBook券は出展されるブースの本と交換にも使えますし、「しおり」や缶バッジとして持って帰っていただいても構いません。

なお、ただいまボランティアと出展ブースの希望者を募集中です。
ボランティアとブース出展者の方々にもBook券をプレゼントします。

お問い合わせ・お申し込みはこちらのメールアドレスへ。

honmachi.project@gmail.com




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紙の本への偏愛について

2018-04-16 10:12:34 | 出版
少しまえに「人文書出版と業界再編」(『人文学報(首都大学東京)』514 巻15号、2018年3月)を読んだので、それに関して感想めいたことをかいておこうと思う次第です。

この論考のなかで小林浩さん(月曜社)は、書物の「生」は2つあると言っています。
第一の生は、原稿からそれが編集・校正・印刷・製本を経て書物になるとき。
第二の生は、出来上がった書物が(新刊)書店や図書館で他の書物と一緒にある文脈に沿って並べられるとき。
それに加えて、私は第三の生があると思っています。
新刊書店で読者に買われた本が、やがてその読者から古書店に手渡され、古書店の棚でまた別の読者と出遭うときです。そのとき、古書店の棚は新刊書店とはまた別の哲学によって編集されているでしょう。もっとも、これは私のオリジナルの意見ではなく、古書店・コクテイル書房の狩野俊さんがこのようなことをかつて言っていたなあと思ったもので。

それと同時に、エドワード・サイードが「人文的文化は共存と共有の文化である」と言ったように、書物や知は共有されていかないといけない。
ただし、それはただ誰もが同じものを見られる・読めるだけではダメで、共に読み、共に学び・考えることによって、たとえ小さくてもそこにコミュニティが発生しなければならないのだと思うのです。
でも、コミュニティである以上、そこには面倒な人間関係による制限やしがらみも込み込みであるということ。
「きずな」は「しがらみ」でもあると歴史家の大門正克さんも言っていましたし。

その点、コンピュータ・ネットワークの世界では「しがらみ」「制限」は嫌われるようで、重要なのはコンテナ(本という入れ物)ではなく、コンテキスト(本の内容にリンクする様々な「環境」、BGM・注釈のリンク・関連本や関連説明のサイト・関連動画など)の繋がりの自由度と質なのだそうです。
たしかにインターネットのリンクでは様々な関連コンテキストにすぐ「とぶ」ことができますし、関連するBGMを聞きながら文章を読むという行為は簡単にできる。それは便利だし楽しい。
しかし、そこに最大の価値があるとは私は思わない。テレビもネットも切って、ひたすら紙の本を読みつつ、その形態と内容を深く深く思索し続ける時間。そういうものに最大の価値を私は見出す。
電子書籍が好きな人はどうぞご勝手にというだけで、それが悪いわけではないが、入れ物が窮屈だからそこから出る自由を礼賛するということには共感をおぼえないのです。
なぜなら、私はその狭い箱の中でその隅を何時間でも凝視し続けることに喜びを感じるたちだからです。
でも同時に、箱の隅を見続ける人同士のコミュニティほど楽しいものはないと思うのです。
そういう人間だから、紙の本にこだわり続けるのでしょう。

こういう事をめぐって、小林さんと狩野さんと私で話せたら面白いだろうなあ。
紙の本の偏愛者同士でのコアなコミュニティ、最高だと思うのですが(笑)。

あれ? 結局、これは感想ではないですね。すいません。
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「車座ディスカッション:震災からの復興とオリンピック後の東京のコミュニティづくりを考える」、大いに盛り上がりました

2018-04-15 12:28:46 | シンポジウムなどの情報

昨日の「車座ディスカッション:震災からの復興とオリンピック後の東京のコミュニティづくりを考える-『復興に抗する』の執筆者と共に-」、大いに盛り上がって終了しました。有り難うございました。
特に、東北における復興の実態を報告していただいた冨原さん・柳島さん、若い二人が話してくれた、どよめきが起きるほどの圧倒的な事実の重みは、マスコミや知識人が現場を少しだけみていくら言葉を重ねてもダメだという、当たり前のことを分からせてくれました。
そして、久しぶりに執筆者全員が顔を合わせて議論ができたことが何よりも良かった。
さらに、映画監督・越川さんの話してくれた、故郷の街並とそこに生業を持っていた人々が開発によって消えてしまった浜松の話、そこから東京・高円寺におけるオリンピック・防災を名目とした再開発の問題とが見事にリンク。
コミュニティをつくるのは誰なのか、という大事な問題を考えさせてくれました。
そして、有志舎はそういうコミュニティのなかのプレーヤーとして何ができるのか、そして「知を通して世界中から戦争をなくす」という有志舎の大目標にどうすれば少しでも近づけるか、これからも考え続けていかねば。
そして、大いに盛り上がった懇親会。「一人出版社」の盟友である「共和国」の下平尾総統も駆けつけてくれて、旧友・中田英樹さんとの感動の再会もありました。
中田さん、最後はグデングデンだったけど、ちゃんと帰れただろうか(笑)。

国会前にも歴研シンポにも行かず、このディスカッションに参加していただいた皆さんに大感謝です!

加えて、こういった楽しい「知」の交流スペースを作り上げてくれている「古本酒場・コクテイル書房」の存在、本当に有り難いです。

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「つくろう知本主義」、オープン会議開催!

2018-04-11 13:26:16 | シンポジウムなどの情報
有志舎と提携している「本が育てる街・高円寺」では、
5月6日(日)に開催される「本とBookの交換市」に先だって、4月21日に説明会・オープン会議を開くことになりました。
名付けて「つくろう知本主義」です。
詳しくはこちら

「もう資本主義の時代は終わった。これからは知本主義だ!」というわけで、お金を使わずに本と「知」を循環させ、高円寺の街を「知」で満たしていこうという壮大で不穏な計画です。
この陰謀に荷担したい方、ぜひとも4月21日にお集まりください。
同時に、交換市当日にブース出展を希望の方、ボランティアで参加いただける方、大募集中です。
お問い合わせ・お申し込みはこちらのメールアドレスへ。

honmachi.project@gmail.com
たくさんのご応募をお待ちしております。



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