おはようございます。
私が織姫様のスクープを書いたせいで雨の七夕とは思いませんが、ご機嫌を直していただくためにも七夕の話を致します。
織姫と牽牛が天の川を渡る橋を作るのは、天の何処からか飛翔している鵲達がたくさん集まって、翼を広げて橋を作ってくれるのだそうです。
『鵲橋』じゃっきょうと習いました。
こうした事から、男女の仲を取り持つものを『鵲の橋』と呼ぶようになったそうですね。
織姫と牽牛は鵲の作った柔らかい橋を渡り、今年一回きりの逢瀬を楽しむことでしょう。
気象予報士さんによれば、七夕が晴れるのは五年に一回位。
織姫と牽牛は雲に隠れた天の川にかかった鵲橋を渡って、ひっそりと愛を語っているのかもしれませんね。
お二人の姿を人間が垣間見るのもはしたないこと…
雲に隠れた輝く天の川を想像して過ごすのも一興ですね。
私の友人に染め物を趣味から生業に昇華させた女性がいます。
彼女の作品に『天川』というのがあり、天の川をモチーフにしているのは文字通りです。
着物ではなく、大きな布で結び方によって天の川の見え方が違うという風流な作品でした。藍よりも深い夜空の色に、青銀と白銀の混じった不思議な天の川が布いっぱいに流れています。
そういえば青い鳥もいました。鵲ではないの?と聞くと本当は青鷺が正しいのだそうです。天の川の端にさりげなく飛ぶ青鷺も所々銀色の羽がありました。
彼女はいたくこの作品を気に入り、買わせてと言う私に学生時代のように、軽くウィンクして、「これはダメ」と言い張ります。
うーん、残念。
と言う訳で、写真を載せると『天川』に魅せられる人がまた増えてしまうので写真もお見せ出来ませんが、どんな天の川か想像してみてくださいね。
来年には七夕の夕べを友人たちと過ごす機会を設けて、彼女の『天川』を眺めつつ、空の天の川を見上げながらとっておきのお酒で皆を饗し、一年に一度の七夕の夜を私も友人たちと過ごしたいと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました。
京都で求めた大正時代のガラス。深い緑が光によって薄くもなり、大好きな翡翠色に見える時もあります。
朝顔の季節が来ましたね
鵲の橋で渡って二人は会うんですか。
知らなかったです。
ゆりりんさんのお友達の作品もいつか見たいですU+27B0
あの大正時代のガラス瓶は何に使ってるんですか?
あの緑のガラスは、何時もは飾ってるだけですが、時折野の花を飾ったり、とても良いお酒をいただく時に冷酒を入れて、これも涼しげなガラスの小さなおチョコに注いで飲みます。
大きなガラスのボールに氷を沢山に入れてガラス瓶を浮かべるだけで、夏らしい風情が出て、私のお気に入りです。