暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

集団左遷 最終話 

2019-06-27 15:27:00 | 私の好きなひと
23日日曜日、ドラマが最終話を終えた瞬間からスカッとするどころか私はイライラしてました。

その後、家事や行事で学校に行ったりする隙間の時間に何回か観直し、速記でセリフを全部ノートに書いてわかったことは【大義VS正義】じゃなく【正義VS正義】だったこと。
福山雅治さんファンとしては悲しいけど、心に残るセリフは殆ど横山さん(三上博史さん)だったこと。次に真山さん(香川照之さん)だったり😢

ラジオで三上博史さんが話していたそうですが、監督から横山さんは熱い男だからと何度も言われたそうです。
熱い男VS熱い男。それはもう最終話でハッキリわかったけど、熱い男片岡には冷静冷酷な男をぶつけるべきだったのでは。
似たもの同士の闘いでした。

それにしても設定が青臭い。10年20年前ならオッケーだけど、今の時代に所々あってないんですよね。
もちろん私は銀行員ではないから内部のことはわからないし、賄賂やそれを隠蔽する企業体質は悪いに違いないけど、何故横山副頭取が過剰な廃店とリストラを断行して、賄賂による根回しをしてまでダイバーサーチと業務提携しようとしていたのか?
横山さんの周りにいた人たちが片岡の説得一つであっさり納得して横山さんを裏切っていくのは、横山さんの人間性についていけないのか、やり方についていけないのか(圧が強い)?
横山さんVS片岡さんと考えると、誰も横山さんの真の思いをわからず、片岡の響きの良い綺麗事に流され過ぎではないかと感じました。

最後に涙を流す横山さん。
無念だろうなと胸が痛みました。
ダイバーサーチとの業務提携に漕ぎ着けるまでの根回し、副頭取になるまでの努力、人生をかけてきたのに。

「もし今私に疑惑が出ればダイバーサーチの資本提供が危うくなることを含め三友銀行にとってもメリットは何一つありません。全ては三友銀行が生き残るためです。手帳を渡していただけませんか?手帳を渡して全てを忘れてくれれば誰にも何の処分は致しません」

この言葉に答えられず銀行を出た片岡は梅ちゃんに会う。
「こうなったらやることは一つなんじゃないの?マスコミに告発するんだよ。不正はやっぱりだめだよ」
「三友がダメージを受ける事を覚悟の上で?」
「こうなってくると問題は横山さんの不正だけじゃなくて、この会社の会社ぐるみで不正を隠そうとする隠蔽体質そのものが問題なんだよ」
「でも梅ちゃんはそれで本当にいいの?」
「その手帳を片岡君に渡したのは自分で出した結論だよ。(中略)僕は横山さんが島津議員に会ってるところに立ち会っている。僕が証言してもいい。
僕達の世代の会社の不正は僕達の世代で断ち切る」

ブレかけている片岡に梅ちゃんが後押しします。梅ちゃんのセリフは本来片岡が言わないといけないのにね。
横山さんだって島津議員に会うときに腹心の部下でもない梅ちゃんを同行させるなんて甘いです。


隅田常務(別所哲也さん)と話し合い毎朝新聞に告発するとになったけど、まだ迷っている片岡は真山さんに相談する。
「僕は最初は【横山さんだけが退陣してくれればいい】と思っていたんですが、それどころか藤田頭取まで呑み込んで…
真山さん、この告発という闘い方は間違っていないんですよね?」
「私は三友銀行のためには間違っていないと思います。銀行員として最後まで闘いましょう!」

横山さんだけが退陣してくれればいい この言葉が全てなんですよね。
最高責任者の藤田頭取をどうして見逃すのか。
どうして横山さんだけを目の敵にするのか?そりゃ不正というか犯罪を知ったし、蒲田支店を廃店にされた悔しさもあるだろうけど、いまいちわからない。
原作に似たような感じで、蒲田支店の例えば滝川(神木隆之介くん)が自殺未遂するまで追い込まれたとかならそこまでするか、横山さん!と視聴者も怒りのボルテージが上がるけど。
そんなこともないし。

その後梅ちゃんの真山さんの出向が決まり、片岡は横山さんに噛み付きます。
「横山さん!真山さんの出向は私への脅しですよね!真山さんが出向になったのは私のせいだとそう仰っしゃりたいんですよね!」
横山さんはそれには答えず、スライドを映す。

「これは今現在の三友銀行全体の業績ですが、見ての通りこのままでは業界三位も危うい状況です。しかしダイバーサーチからの5000億の資本提供とITやAIのノウハウを受けることが出来れば業界トップにのし上がることも不可能ではないと私は考えています。
そればかりか従来の枠に捕らわれない全く新しい企業に生まれ変わることも可能です」
「その方向性を否定して入るわけではありません。不正を働いてまで改革を推し進めようとしている【横山さん自身を否定】しているんです」

「片岡さん!
【本当に会社を変えたいと思うなら私のところまで上がって来てください!】
片岡さん、私が何故あなたを出向にしないと思いますか?それはあなたの頑張りを最大限に評価しているからです。蒲田支店での99億の業績。あの蒲田支店の行員たち(何か問題児集団だったのかな)を牽引したその求心力にはつくづく感心させられました(自分のスパイも寝返っちゃったしね)
まぁ…私は片岡さんにはずいぶんと嫌われていますが、それでも私は片岡さんがこれからの三友にとってなくてはならない人材として高く評価しているんです。
今からでも上を目指せると!
ダイバーサーチと共同で立ち上げる新規事業です。そのメンバーに片岡さんも推薦させていただきました。これは上に上がるための近道だと思っていただいて構いません。
そうなれば片岡さん自身の力で真山さんを引き戻すことも可能です。
片岡さん、会社が生き残って行く為には清濁併せ呑むことも必要なんです。
会社を変えたいならまずは同じ土俵に上がってきてください!」

いやー、熱い男の言葉でした。何だか感動すらしましたよ。
『踊る大捜査線』でも似たようなセリフありましたね。


ここでまたブレブレに心が揺れる片岡さん。
梅ちゃんにハッパをかけられます。
「しかし横山さんもバカだよな。手負いの獅子程怖いものはないのに。
いいか、片岡君。ブレんなよ」

手負いの獅子どころか片岡さんは出世を約束されてるし〜ブレまくり。揺れまくり。
そしてブレまくってる片岡は告発を待ってくれとまで隅田さんに言っちゃいます。

長くなるので、ここで休憩しますね☕

こんなに話し合いしてブレたらだめよね。

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