暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

王家の紋章 ミュージカル 

2016-09-13 08:45:03 | シンガーソングライター
8月 帝国劇場で上演された王家の紋章ミュージカル版。
遅すぎなレポートです。色々あったから。

閑話休題。
ミュージカルです。

作者 細川智栄子先生もいらっしゃいます。

メイクはね、舞台メイクだから一瞬ギョッとするけど、舞台に立つとなーんにも気にならないんです。
タカラヅカもそうでしょ?むしろ薄かったらぼやけちゃう。
それにこれは古代エジプト。アイメイクはキリリと描かないとアイシス様じゃない。勿論メンフィス王も。




メンフィスとWキャロル。

メンフィスは現作よりかなり幼い感じ。威厳はやはり王だけにあるときはある。
壁ドン→顎クイ→キス ついでにキャロルの腕ポキ。
舞台でもやってくれましたよ✨
これぞメンフィス様。現代に帰りたいと泣くキャロルに何回キスして「何処にもやらぬ。そなたには私がいる。泣くな」と結婚した原作でも未だにこんなことやってるカップル。若いな~

原画を見るのもオススメ。


少年(?)王のメンフィスをアイシス女王が目が離せない程心配で愛しくて、異母姉弟だし結婚して自分が守ろうと思うのは無理がないような浦井健治メンフィス。ツンデレなメンフィスだけど、やはりかっこよかった。
最初は心が通じないメンフィスとキャロルの二人が、お互いを見つめて心が通い合う歌はステキでした。

濱田めぐみアイシスは怖かった。そして囁くような声でもきっちり聞こえる技量。素晴らしい。
誰もあの人に勝てそうにない。さすが女王アイシス。
歌声も聞かせます。『王家の呪い』はゾクッとしますよ。
前半は見せ場沢山在りますが、後半は下エジプトの神殿に行ってしまって残念やらホッと安心するやら。

山口祐一郎イムホテップ。さすがの貫禄。
声も通ります。朗々と響く声に酔いしれます。
劇団四季在団の時は石丸幹二さんの次に好きだったなぁ。


現代代表って一人だけだけどキャロルの兄ライアン.リード。
こういうお兄ちゃんが欲しかった。けど、一人現代で何企んでるんだ?




やはりイズミル王子を見てしまう私。
メンフィスとキャロルには幸せになって欲しい。けど!イズミル王子にも幸せになって欲しいんですよ。
キャロルを鞭で打ったくせに、キャロルの賢さに心奪われて(自分が賢いから綺麗だけでバカな女性は嫌いなんだよ、この王子は)「そなたを愛しく思う」なんていきなり言う。
キャロルにとっては「何で?」な展開だった。幼かった私も。
古代の王や王子は全く強引。
でも、メンフィスもイズミルもキャロルを愛してるから強引にもなっちゃう。
キャロルが双子だったら良いのに。どちらも優しくて賢い美少女。
まぁ、そうはならないからこそ少女マンガ。
ヒロインは必ず黒髪と白髪(金髪、茶髪ね)に想われないとダメなんです。私は基本黒髪派なんですが、時々金髪や茶髪になります。

宮野真守イズミルは目が離せなかったですね。
良かった。宮野真守イズミルが見れて。
妹ミタムン王女の敵を討つことはやはりキャロルと出会ってから頭の片すみ、ほんの1%しかなくなっていたのは原作通り。
でも、とにかく声が良いしカッコイイ。二部ではロック調の曲を上手く歌ってました。


本当は内容を事細かに書きたいけど、【2017年4月に再公演、5月に大阪公演】が決定したので、あまりネタバレも良くないのでさらっと書きました。
公演を見た方にはさらっにも程がある内容です。初めて見る方も何度目かの方も楽しんでくださいね。

単行本62巻にはまたまた特典CD付き。本屋さんに予約してね。
梶メンフィスも櫻井イズミルも何度聞いても良いですよ。
王家ワールドに入れます。イヤホン必需。


王家の紋章もいきなり読みたくなっても61巻…集める方には文庫本をオススメします。最初の方は本当に楽しめます。
古代ロマンにハマりますよ。そしてついでにイズミル王子がいるヒッタイト帝国に興味をもったら、篠原千絵さんの『天は赤い河のほとり』を読んでみてください。
カイル皇子(後に皇帝陛下)の美貌、才知、強さ、深い愛情にヤラレます。その勢いで何故かイズミル王子も応援したくなり…
メンフィス王かいやイズミル王子も💓とエンドレスになるかも。

来年またチケット取れたらいいな。




相関図です。参考に。


もう一回サービス。『タカラヅカ版王家の紋章』
大地真央メンフィス 黒木瞳キャロル。

読んでくださりありがとうございます。