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一路連科!白鷺葦模様唐織袋帯!

2020年09月13日 | 綺物日記
本来ならば、ヴァシリー・ペトレンコ様と2年4ヶ月ぶりの熱い再会をするはずだったのに、新型コロナのせいでオジャンとなりました
悲しくて悔しくてしょうがなく、ボヤいても仕方ないとは分かっちゃいるが、湧き上がってくる募る想いをどうする事もできないでいます
そんな中、9/2に台風9号で延期になった柳家花緑師匠の美案寄席が9/13に振替となりチケットを取って下さいました
神!ありがとうございます
場所は「森本能舞台」
能舞台とあっては、あの帯を締めるしかないでしょ!
天気も雨の予報から一転晴れ!
って事で、本日も着物です!



昨日、久方ぶりに半襟をチクチクしました
いろどり笹繭糸使用の金色に煌く百華紋綸子の単衣色無地とベストマッチです







そして、帯!
観世と籠目を配し水辺を現した地模様に
岐阜県本巣市の春日神社に伝存する狩衣(かりぎぬ)白鷺葦模様を大胆にあしらった唐織の逸品です



『笑う門には福来る』
福を迎えに行ってきます!


【ちょっと余談】
重要文化財 狩衣 紺地白鷺葦模様(かりぎぬ こんじしろさぎあしもよう)
安土桃山時代・16世紀 岐阜(本巣市)・春日神社蔵
岐阜県内の神社には室町~安土桃山時代の能装束が数多く遺されており、中世に神事能が盛んに行われたことをうかがわせます。本巣市・春日神社に伝存する狩衣は、舶来織物ではなく日本中世特有の「渡し繍(ぬい)」によって美しい白鷺の文様を表わした他に類例をみない狩衣です。
中国では、鷺は「路」と同じ音を持つため一路連科(いちろれんか・科挙の試験に合格すること)連想しおめでたい文様とされてきました


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