夢見る金魚のひとりごと

夢がある人、好きなこと、幸せをいっぱい感じることができる人は輝いていて素敵デス☆そんな大人になっていきたい・・・

サン=テグジュペリの星の王子さま展

2007年05月06日 | アートのこと

銀座松屋で5月7日(月)まで開催の展覧会に行ってきました!
しかも、職場で招待状を頂いたので、ただ♪

すごぉぉぉい、よかったぁぁ!

サンテグ=ジュペリの人生について、そして、彼の原画の展示。
登場人物は誰をモデルにしているのか、
女優・岸田今日子さんの声の読み語り映像、

などなど、みごたえたっぷりぃ~♪
1時間30分くらいかけてじっくりみちゃいました。

ひさしぶりに、本を読んでみました。日本語で
(フランス語で読みなさいっ、ハイッ。。。。)
大人のための哲学書ですね、コレは。
子どものときより、年をとるごとに、どんどん感動している気がします。

薔薇の花は、サンテグ=ジュペリの
別居していた妻だったり、
きつねが実際、飼っていたペットのきつね(フェネック)だったり、
そして、
星の王子様が自分自身の子ども時代だったり。。。
そんな、知識を入れて読んでみたら、
深みがぐぐっと増しました。
(こんな読み方しちゃいけないのかもダケド

私が一番好きな箇所は、何気に「献辞」だったりして。
ウワバミの話、ひつじの話、きつねの話も、
すごく好きなのですが、
「献辞」がいいんです。

この物語は、子どもたちのためにつくられた童話なのではなく、
サンテグ=ジュペリが、彼の友人(ユダヤ人)、
パリでナチスの弾圧をうけ、
恐怖の日々を送っている友人に贈った物語なのです。

以下、献辞。(岩波少年文庫参照)

レオン・ウェルトに

わたしは、この本を、あるおとなの人にささげたが、
子どもたちには、すまないと思う。
でも、それには、ちゃんとした言いわけがある。
そのおとなの人は、わたしにとって、第一の親友だからである。
もう一つ、言いわけがある。
そのおとなの人は、子どもの本でも、なんでも、
わかる人だからである。
いや、もう一つ言いわけがある。
そのおとなの人は、いまフランスに住んでいて、
ひもじい思いや、寒い思いをしている人だからである。
どうしてもなぐさめなければならない人だからである。
こんな言いわけをしても、まだたりないなら、
そのおとなの人は、むかし、
いちどは子どもだったのだから

わたしは、その子どもに、この本をささげたいと思う。

おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもない。)

そこで、わたしは、わたしの献辞を、こう書きあらためる。

子どもだったころの
レオン・ウェルトに