山紫陽花いろいろ（２）

ここ数日、朝晩は霧が立ち込めています。
海も空も白濁の世界。

その合間に、日射しが出たり、大雨が降ったり、
霧雨だったりー。
蒸し暑いと思えばひんやり涼しくもなり、肌寒くもなって、
日射しが恨めしかったり、雨が憂鬱だったりで、
お天気に左右されて人の心もめまぐるしく変わります。

2番花の”エンジェル・フェイス”
随分小さいけれど、
思わずこちらもにっこりするような表情で咲いていました。

新しく始まるバラの命と、
終わりゆく紫陽花の命の競演。

明るい日射しを背に
静かな美を誇る色褪せた”伊予てまり”




傍らで盛りを過ぎた”剣の舞”が、
自然界の色に染まり俯き加減。




最盛期の様子はひと際華やかで、
躍動感いっぱいに輝いていた。
命が弾け、今終焉の時を迎える。




白い蕾がじんわりと色を広げ、




命をきらめかすこの瞬間。




”三河千鳥”の繊細な額には、
創造の美しさがひしめいている。




”深山八重（ミヤマヤエ）”の美しさは、
芸術的立体感。




白と水色の対比が、清潔感あふれる”八重甘茶




すべてが水色に染まった時、
不定型な美が完成する。









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山紫陽花いろいろ（１）

6月も今日で終わりますね。
6月の花と言えば紫陽花。
バラと共に庭を彩ってくれた山紫陽花達を、
今日はご紹介しようと思います。

白いバラ”エーデルワイス”とコラボしているのは、
”桃色沢”




この紫陽花は土の酸度に関係なく、
安定したピンク色を咲かせてくれる品種です。




2週間ほど前の”黒姫紫陽花”




少しずつ色が浮かび上がり、
咲き始めた頃。




青色が冴え、丸みを帯びて、
今はこんな風に咲いています。




”冬梅之子（とうばいのこ・トンメイジーズ）”の背景となって、
お互いは引き立てあっていますね。




去年はピンクが強かった”乙女の舞”
今年は薄い紫で咲き出し、
段々ピンクがかった明るい紫色になって来ています。




菊咲きの八重の額はとても個性的で、
葉っぱも細いので他の山紫陽花とは一線を画します。

どこにあってもすぐにこの紫陽花は目立つ存在。



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