ハート・ローズ

　　　花びらがハートの形をしているので
　　　この名が付いた”ハート・ローズ”



　　

　　コロンとしたカップ咲きが愛らしいミニチュアのバラ





栃木の佐野のとあるイタリアンレストランで
若くて素敵なオーナーご夫妻と出会い
そこに植えられているハート・ローズの苗を
お嫁に頂いた



　　　　

　　　　なぜか一つだけ地植えにされず
　　　　ポットのまま育てられていたその苗は
　　　　私の所へ来るべくして来たバラと思え
　　　　想いを込めて育てたら　
　　　　春に赤いハートの花びらを見せてくれた





コロン　コロンと　真っ赤な情熱を
今も絶え間なく届けてくれるハート・ローズ
散り落ちてもなお
赤いハートは燃え続けている
あの素敵な二人のようにー

ジ・アルンウィック・キャッスル

誕生日の朝
寄り添うように咲いていたイングリッシュ・ローズの
”ジ・アルンウィック・キャッスル”
まるで姉妹のよう

今日　庭のバラの中で一番美しく咲いていた




6月に茨城フラワーパークで行われた
バラセミナーで出会ったyukieさん
その後親しくお付き合いするようになり
先日お会いした時このバラを頂いた





挿し木で大事に育てて数年　立派に育った大株を
誕生プレゼントにと言って下さった

今朝のアルンウィックの美しい姿と
感謝の言葉を改めてメールで送ると

『うちに居たときより伸び伸びと幸せそう
　もらって下さってこちらこそありがとう』

こんな言葉が返ってきた




生きてきた時間も　バラを育ててきた時間も
私よりちょっとお姉さんの彼女との縁を
このバラと同じように大切にしようと思った

ベティ・プライヤー

花びらの少なさが特徴的なバラ
私がバラに夢中になり始めた初期の頃に出会ったバラ





買い求めた時のラベルには
”ポールセン・ローズ”と記されていた
しかしそんな名前のバラは無く
”ポールセン”とは作出者の名前だとわかった





それからは本当の名を知りたくて
色々探してみたがなかなか見つからない
あきらめかけようとした時　
偶然の流れに導かれ
とうとうこのバラの名を探し当てることができた





ベティー・プライヤー
本当の名前に辿り着けた時　
小躍りするほど嬉しかった
名前がわかるとなぜだか
ひと際花が輝きだして見えた





名前とは　個性を表す最大のもののような気がした
人間も”氏素性（うじすじょう）”がわかると
”個”が確立され　存在感が増し　魅力を放つ

中学生の頃　好きな人の名前を探し当て
わかった時とても嬉しかったことを思い出した

ジーナ・ロロブリジーダ

　　　　　　去年の冬・・・いえ、1月だから今年ですね。
　　　　　　一番遅くまで咲いてくれた黄色いバラ。
　　　　　　春の新芽は全て、
　　　　　　蕾を着けない”ブラインド”の枝ばかりでした。


　　　　　　　　　

　　　　　　　　　体力を使いすぎたのでしょうね。
　　　　　　　　　早めに休眠させてあげればよかったなぁ。



　　　　　

　　　　　二番花はたくさん蕾を着けてくれました。
　　　　　でも黒点病で葉っぱは少なめ。
　　　　　　　　
　　　

　　

　　イタリアの往年の名女優”ジーナ・ロロブリジーダ”は、
　　豊満でとても魅力的な女性だったようです。
　　このバラも秋には豊満さを見せてくれるのでしょうか？

アブラハム・ダービー

まあるくコロンと大きく育った1番花の蕾３つ
ある朝おおきく虫にかじられて
蕾は全滅してしまいました



　　

　　なにも全部かじらなくってもいいじゃない
　　泣く泣く肥料をあげて養生し　
　　二番花の蕾を待つことにしました　



　　　　　　　

　　　　　　　　　大輪を咲かすアブラハム・ダービー嬢
　　　　　　　　　株はどんどん枝葉を伸ばし
　　　　　　　　　気がつくと蕾は14個も着いていました






　　　　　　　　　　どうか虫に食べられないようにー
　　　　　　　　　　毎日蕾に目を光らせ
　　　　　　　　　 虫からのラブコールを振り払って
　　　　　　　　　　無事に開花の日を迎えました



　　

我が庭の株の中では　抜群の花着きと
見事な咲き様で
2年目にしては立派な成長振りに
うっとりと目を細め　眺める毎日でした



　　　　

　　　　娘に悪いムシが着かないように
　　　　見守る親の気持ちって
　　　　きっとこんな感じなのかな？

ラバグルト

　　　　　　落ち着いた赤


　　

　　深みのある赤



　　　　　

　　　　　くすんだ赤

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　情熱の赤

　　　　　　　　
　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　”ラバグルト”と言う名は
　　　　　　　　　　　　　　　”灼熱の溶岩”を表す

ジュリア

　　こんな色に惹かれて―






ユニークな個性に惹かれて―



　　　　　　　

　　　　　　　”ジュリア”という名前に惹かれて―





このヒラヒラ感に惹かれて―



　　　　　　　　　

　　　　　　　　　うちの娘になった理由は色々あるけど
　　　　　　　　　”縁”が無ければ連れて帰りはしなかっただろう



　　　

　　　いや　もしかしたらこの娘たちが
　　　私を選んでくれたのかもしれない

ルイ・ドゥ・フィーネ

　　去年の春　
　　花の咲き終えた苗を買ったルイドゥフィーネ

　　その時は名前だけが書かれていて
　　どんな色の花が咲くのか
　　知らずに連れて帰った



　　　　　

　　　　　夏も秋も　ちゃんとした花も見せず
　　　　　葉も黒点病で全て落としてしまっていた

　　　　　冬に癌腫が見つかり
　　　　　厳しい状況を生き残れるのか？
　　　　　大いなる不安を抱えながら
　　　　　私は初めての冬越しに挑戦した



　　　　　　　　　

　　　　　　　　　そしてこの春　絵のように美しい
　　　　　　　　　半剣弁高芯咲きを見せてくれた
　　　　　　　　　オレンジ色に輝くルイドゥフィーネ
　　　　　　　　　色も大きさも完璧だった
　　　　　　　　　　　　　


　　　　

　　　　花の命は短かったけれど
　　　　一瞬の美しさを光り輝かせ
　　　　記憶に残せたことは
　　　　私にとっても誇らしい出来事

　　　　命には限りがある
　　　　ゆえに美しく生きられる
　　　　花も　人も　美しくあれ