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希望の党 小池氏が当選者に下駄を預けた理由は・・・

2017年10月27日 | 改善したいね

勝手読みだが「3分裂した民進党の前議員、当選者の割合は? ⇒ 立憲民主党100%、希望の党59%、無所属86%」という記事をみた。これ記載されている数字は下記のとおりである。

ハフポスト日本版は解散前の2017年の4月時点まで民進党に所属していた89人を対象に、衆院選で当選者の割合を調べた。
立憲民主党から出馬した候補者は、菅直人前首相ら前職15人が全員当選したので100%となった。小選挙区で落選した候補者は全員、比例で復活当選した。

それに対して、小池百合子代表の「排除します」という発言が逆風となった「希望の党」は、52人のうち当選したのは31人。当選率は59%だった。元国土交通相の馬淵澄夫氏、元内閣官房副長官の松野頼久氏ら大物政治家も落選した。

政党の公認を得ずに無所属で戦った候補者は、野田佳彦前首相、岡田克也元外相らがのきなみ当選。比例復活できないが、小選挙区で22人中19人当選したことで、当選率は86%に上った。

上記の数字から

希望の党 希望50議席(公示前57議席)
   公示前・希望の党   5人  民進党 52人
   希望の党・当選   19人  民進党 31人
   希望の党・増加   14人

以上の結果、小池希望の党出身者は5人から19人と約4倍増になる。
これはことごとく、民進党の小選挙区で負けた力行者が比例区での復活のカバーがなされていないことが原因である。前原氏は踏み絵だけでなく、比例代表制という復活マジックをすっかり小池希望の党に乗っ取られてしまったことになる。

民進党が離党しても、小池氏にとっては支持国会議員が4倍になるので何ともないことになる。
転んでもただでは起きない小池氏と手のひらで躍らせられた前原氏の政治駆け引きの力量差が如実に表れている。維新の党が減らした数より小池氏の当選者の方が大きいので政治力は上がったと言わざるを得ない。都知事を無難にこなし、雌伏何年で復活劇も、ただし都知事を吹かなく魅力的にできるかどうかは相当な手腕が必要なことも確かである。

 

======<by やじさん>========